森保監督「こんなに喜んでいただけているとは…本当に幸せ」日本のフィーバーに驚き

＜サッカー日本代表・帰国会見＞笑顔で会見する森保監督（撮影・尾崎　有希）
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　サッカーのFIFAワールドカップ（W杯）カタール大会で惜しくも16強に終わった日本代表の森保一監督（54）ら選手、関係者が7日、成田空港着の航空機で帰国し、千葉県内のホテルで記者会見に臨んだ。

　森保監督は「現地のサポーター、そして日本から熱い共闘のエールが届いたおかげで、心強く勇気をもって世界に挑むことができました」と感謝した。そして「日本人の誇りを持って、日本のために、日本のサッカーの価値を認めてもらうことを共有して戦ってきた」とした。

　続けて「（ベスト8の）新しい景色を見ることはできませんでしたが、選手たちは新しい時代を見せてくれたと思う。まだ新しい時代の入り口にすぎない。これから世界で勝っていくため、国民のみなさんの後押し、共闘が力になる。みんなで世界の壁を乗り越えて、勝って行ければと思う」と話した。

　日本国内でのフィーバーには「こんなに喜んでいただけているとは」と驚き「本当に幸せ」と笑顔を見せた。

　約650人のファンと約190人の報道陣が出迎えた成田空港では、森保監督、キャプテンの吉田麻也ら選手に、ヒートアップしたファンから「ブラボー！」の声が飛んだ。森保監督はファンに「応援ありがとうございました！」と大声で感謝。空港関係者によると、警備体制を強化し約60人態勢でフィーバーに備えた。

　突破困難といわれた1次リーグE組では、優勝経験のあるドイツとスペインを撃破し1位通過。初の8強をかけた前回大会準優勝のクロアチアとの決勝トーナメント1回戦では、PK戦の末に敗れたものの、深夜の日本列島を熱狂させた。