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権田修一「目指している挑戦権を得たので、ここから」 反骨心胸に、好セーブ連発

[ 2022年12月2日 08:56 ]

W杯カタール大会1次リーグE組   日本―スペイン ( 2022年12月2日    ハリファ国際競技場 )

シュートをブロックするGK権田(AP)
Photo By AP

 サッカーFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグE組の日本代表は2日、スペインと対戦し、2―1で逆転勝利。2勝1敗で勝ち点を6に伸ばして、2大会連続決勝トーナメント進出を決めた。日本は1位突破で、決勝トーナメント1回戦はF組2位通過のクロアチアと6日午前零時に対戦する。

 後半は確実にゴールにカギをかけた。スペインの猛攻を耐えきったGK権田修一(33=清水)は「嬉しいのが半分、あとは目指している挑戦権を得たので、ここからという気持ち」と振り返った。

 厳しい展開だった。前半11分に先制を許し、ボールを支配される時間は続いた。しかしながら「90分間、点を取った5分間以外は支配されていた。試合に入る前から試合展開は想定していた。全員でコミュニケーション取って、ハードワークして最後、数的同数の戦いを最後までやり続けた」と冷静に対応した。

 2-1の後半43分、ペナルティエリア外からマルコ・アセンシオが左足で放った強烈なシュートも落ち着いてセーブ。「あのシュートは五輪で見たことがあった。その前には(三笘)薫がブロックしてくれた。アセンシオにガッツリいってくれた。攻撃に特徴ある選手が守備を頑張ってくれて、あの1本しかなかった。それが勝因。何本も打たれていたら何があったか分からない」と言葉をかみしめた。

 1次リーグ第2戦ではワンチャンスをモノにされて敗れた。「この間のコスタリカ戦は、その1本を止められずに散々、批判されたので、そこをしっかり止めるのがきょう勝つために必要で、そこができた」。同じことは繰り返さない。日本の守護神は歴史的勝利に胸を張った。

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2022年12月1日のニュース