×

敗退ベルギーのマルティネス監督が退任表明「W杯の前から決めていた」

[ 2022年12月2日 04:46 ]

退任を表明したベルギーのマルティネス監督(ロイター)

 サッカーのW杯カタール大会1次リーグF組で3位敗退が決まったベルギー代表のロベルト・マルティネス監督(49)が1日、0―0で引き分けたクロアチア戦後に退任を表明した。逆転突破には白星が必要だった状況で終盤に猛攻を見せながらゴールが遠く、FIFAランキング2位ながら決勝トーナメント進出を逃した。

 16年から指揮を執って前回18年ロシア大会でチームを3位に導いた指揮官は「私の状況はとても明確。これが最後の試合。この大会の結果がどうであれ、W杯の前から決めていた」と語った。

 デブルイネ、ルカク、クルトワ、E・アザールら才能が結集した黄金世代にとって主要国際大会を制する最後のチャンスと言われていた中、モロッコとの第2戦に0―2で敗れ、3試合で挙げた得点はわずかに1。大会直前にエースFWのルカクが負傷に見舞われるなど不運があったとはいえ、あまりにも早い敗退になった。それでも指揮官は「選手たちが新しい基準をつくり、若手がそこから多くを学んでいる。とても誇りに思う。真のファンはこの世代がしてきたことに感謝している。私にとって最後の試合と受け入れるべき時が来た」と感慨深げに語った。

続きを表示

この記事のフォト

2022年12月1日のニュース