浦和・槙野智章が今季限りで退団へ レッズの顔として在籍10年、17年ACL、18年天皇杯Vなどに貢献

[ 2021年11月16日 05:31 ]

浦和・槙野
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 浦和の元日本代表DF槙野智章(34)が契約満了に伴い、今季限りで退団する見通しであることが15日までに分かった。複数の関係者が明かしたもので近日中にも発表される見込み。12年1月に加入し、17年アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)制覇、18年天皇杯優勝など複数のタイトル獲得に貢献してきたが、クラブでは急速な世代交代が進む。今季限りでの引退を表明したMF阿部勇樹(40)に続き、「生涯レッズ」を望んだ功労者がチームを去る。

 
 「浦和の顔」がまた一人、赤いユニホームに別れを告げる。生涯レッズを望んでいた槙野が今季限りで退団となる見通しだ。一対一の局面に強い守備と明るいキャラクター、高い発信力でチームを引っ張ってきた。在籍10年連続で25試合以上出場している看板選手の退団は異例ともいえる。来季はリーグ制覇を掲げる「3カ年計画」の3年目、世代交代が急速に進む格好だ。

 浦和での槙野はJ1通算312戦出場、DFながら32得点。今季もセンターバック陣が不足した序盤はフル回転した。9月のルヴァン杯川崎F戦では終盤のFW起用にも応え、4強に導く一撃を決めた。土壇場の奇襲に備え、FWの練習するなど事前の努力も惜しまなかった。その姿は今季、ロドリゲス監督の下で台頭してきた小泉、明本、平野ら若手の手本にもなった。

 数々のタイトル獲得にも貢献。優勝した17年ACL準決勝の上海上港戦では元ブラジル代表FWフッキを完封、強力な個と対するACLでの強さは際立った。日々、レッズを盛り上げることに注力し、勝利の凱歌「We are Diamonds」を全員で歌うことを発案したのも槙野。若手のサッカー日誌を添削するなど自身の経験も還元した。

 浦和で残された戦いはリーグ残り3戦と来季のACL切符を懸ける天皇杯。レッズで引退するという希望はかなわなかったが、もちろん来季も現役続行の意向。DFとしての能力の高さ、実績、経験は国内トップクラス。今オフはDF補強を進めるクラブも多く、争奪戦に発展する可能性もある。今後の槙野の動向が注目される。

 ◇槙野 智章(まきの・ともあき)1987年(昭62)5月11日生まれ、広島市出身の34歳。広島の下部組織から06年にトップチームに昇格。10年オフにケルン(ドイツ)移籍。12年1月に加入した浦和で守備の中心を担い、16年ルヴァン杯、17年ACL、18年天皇杯で優勝。18年2月に女優の高梨臨と結婚。日本代表として18年W杯ロシア大会に出場するなど国際Aマッチ38戦4得点。1メートル82、77キロ。利き足は右。

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