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快勝のJ2徳島、次節にもJ1昇格王手!“渦中”のロドリゲス監督も満足顔

[ 2020年11月25日 22:06 ]

明治安田生命J2第36節   徳島3―0町田 ( 2020年11月25日    鳴門大塚 )

J2徳島のリカルド・ロドリゲス監督
Photo By スポニチ

 鳴門の海から吹く風がJ2徳島イレブンに活力を与えた。ホームで3発の快勝劇。引き分けた3位長崎に勝ち点7差をつけ、次節アウェー金沢戦(29日)にも、7年ぶりのJ1昇格へ王手がかかることになった。

 「連敗をしないということが大事。前節の負けを引きずることなく、みんなが頑張ってくれた」

 ロドリゲス監督は満足そうに、何度も何度もうなずいた。前節の京都戦21日)で内容も圧倒され0―2。連勝が5で止まったうえ、J1浦和が指揮官に来季監督として触手を伸ばしていることも判明した。試合後のZOOM会見では、チーム関係者が試合以外の質問にストップをかける一幕も。今季初の連敗なら、楽観視できない状況が訪れる危機だった。

 重苦しい展開の前半。終了間際に相手が2枚目のイエローカードで数的優位に立ち、ようやく後半になって本来のポゼッションサッカーで圧倒し始めた。9分にMF岸本が今季初ゴールとなる先制弾。4分後にMF西谷が豪快なミドル弾で続いた。「やはり1点目が大きかった。あそこから楽な展開になったよ」。スペインの知将は冷静な口調で振り返った。

 2位福岡を含め、上位3チームに絞られた昇格2枠を懸けた争い。ライバルがいずれも勝ち点1に終わったところで勝ち切れた意味は大きい。初のJ2優勝も狙うラストスパート。ゴールテープを切る瞬間まで、手綱は緩めない。

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2020年11月25日のニュース