注目浴びるマンU モウリーニョ氏&イブラがもたらすのは栄光か混乱か

[ 2016年7月3日 10:06 ]

スウェーデン代表引退を表明したイブラヒモビッチは心機一転、プレミアリーグ名門マンUでプレー(AP)

 日本代表FW岡崎が所属するレスターが連覇を狙う16~17年のイングランド・プレミアリーグ。8月13日の開幕に向けて、オフの“主役”として英メディアを賑わせているのがマンチェスター・ユナイテッドだ。

 昨季5位から巻き返しを図る名門は、新監督に名将モウリーニョ氏を招へい。選手補強としては、パリSGをリーグ4連覇に導いたFWイブラヒモビッチの加入が1日に正式発表されたのに続いて、2日には日本代表MF香川が所属するドルトムントの10番、アルメニア代表MFムヒタリャンの加入が決定。昨季のフランスリーグの得点王と、ブンデスリーガのアシスト王の両獲りで、大幅な戦力アップを図った。英メディアでは、ユベントスのフランス代表MFポグバら、さらなる大物獲得に動く可能性が報じられている。

 注目は師弟コンビだ。イブラヒモビッチは、インテル・ミラノ時代の08~09年にモウリーニョ監督の下でプレー。スウェーデン代表でプレーしている時にもメールでアドバイスを送ってくれるなど、細やかな指導をしてくれた指揮官に心酔しており、今回マンチェスターU移籍を決断したのも“恩師”の存在が大きかったという。「ジョゼ(モウリーニョ)は勝者で、オレも勝者。オレ達が行くクラブはどこでも勝つということだ」。それぞれ各国リーグでタイトルを獲得してきた“優勝請負人”として、マンチェスターUにも栄光をもたらすことを宣言した。

 ただし、ともに強烈な個性を持つ名将と大型ストライカーの加入は、名門にとって“劇薬”となって副作用をもたらす危険性もある。下部組織から在籍29年を誇ったクラブのレジェンド、ギグス・コーチが2日に退団を発表したのも、その表れかもしれない。モウリーニョ監督はオーナー、選手、スタッフ、報道陣らと、イブラヒモビッチはバルセロナ時代にグアルディオラ監督らと対立した過去がある。ジキルにもハイドにもなり得る両者が、名門に優勝をもたらすのか、混乱をもたらすのか。どちらにしても、大きな注目を集めることは間違いない。(記者コラム・大久保 尚文)

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