大儀見、米の無失点止める反撃弾も不完全燃焼「もっと上を求め続ける」

[ 2015年7月7日 05:30 ]

<日本・米国>前半27分、左足でゴールを決める大儀見(AP)

サッカー女子W杯カナダ大会決勝 日本2―5米国

(7月5日 バンクーバー)
 劣勢の中で不動のエースが真価を発揮した。4点を追う前半27分、大儀見は右サイドの川澄が入れたクロスを受けるとゴール前で巧みに反転。左足で左隅に蹴り込んだ。

 米国の連続無失点を540分で止めて、07年中国大会でドイツが樹立した大会記録(540分)の更新を阻止するとともに反撃ののろしを上げる一撃。力強く拳を握った背番号17は「何点取られようと自分のやるべきことは変わらない。準備ができていたからこそ、あのゴールを生み出せた」と胸を張った。開幕から2試合無得点。シュートが浮く“癖”に悩んでいた。現地に観戦に訪れていた、日本代表DF長友も師事する個人トレーナーの木場克己氏(49)に相談。骨盤を安定させるトレーニングをするように助言を受け、実践した。そして第3戦エクアドル戦で初得点。この日の得点にもつなげた。

 ただ、結果としてチームは完敗した。「チームを勝利に導けなかったという部分で足りないものがたくさんあった。決勝に関してはチームとしても個人としても力不足と感じた」と唇をかんだ。

 前回ドイツ大会もレギュラーとして臨んだが、不振で準決勝から控えに回った。優勝しても悔しさが残った。「自分を変えたいと思って必死に4年間やってきた」。ドイツのポツダムでは12~13年に18得点でリーグ得点女王に輝いたが、満足せずオフにイングランドのチェルシーへ移籍。今年1月にはドイツのボルフスブルクに移った。ロンドン五輪ではチーム最多の3得点で銀メダルに貢献。世界が認めるストライカーに成長を遂げた。

 しかし、リベンジを期した今大会は2得点に終わり「チームに対して何か役割を果たせたかというと、自信を持って言えることはない」と不完全燃焼。「全員が個人としてもっとレベルアップしないといけない。私も、もっと上を求め続けてやっていく」。27歳は強い危機感を口にした。

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