離脱の安藤がベンチに“復帰”「最高の仲間。みんなに感謝したい」

＜日本・米国＞後半、山根におんぶされてベンチへと向かう安藤

サッカー女子Ｗ杯カナダ大会決勝 日本２―５米国

（7月5日 バンクーバー）
　６試合ぶりにベンチに“復帰”したＭＦ安藤は仲間に感謝した。山根に背負われて入場すると、試合中は声を張り上げて声援を送った。前半終了直後には、途中でベンチに下がった岩清水と川澄の間を歩き、２人の脇を抱えるように慰めながらロッカーへと向かった。

　試合後は宮間から「最後、勝てなくてごめんね」と謝られたそうで「一度日本に帰って、もう一回この場所に戻るのは凄いこと。それを実現してくれた仲間は最高の仲間。みんなに感謝したい」と目を潤ませた。

　スイスとの１次リーグ初戦で左腓（ひ）骨外果骨折を負い、帰国して手術を受けた。その後、チームは「アンチをもう一度、ベンチへ」を合言葉に白星を重ねた。「みんなが戦っている姿を見て悔しい気持ちが凄くあった。早く復帰して元気な姿を見せたい」。今後はリハビリを最優先に、真の復活を目指す。