宮間、FKは世界一!MVP投票3位 ブロンズボール賞獲得

[ 2015年7月7日 05:30 ]

<日本・米国>ブロンズボールに輝き表彰される宮間

サッカー女子W杯カナダ大会決勝 日本2―5米国

(7月5日 バンクーバー)
 どこにも「譲らない」はずだった、W杯を掲げることはできなかった。「失礼ですけど、米国は一番凄いときに比べると、そう(強さを)感じなかった。だからこそセットプレーでの失点がもったいなかった」。なでしこジャパンの主将・宮間は序盤の失点を悔やむと同時に「向こうがこちら以上に研究してきた。どのチームもやってこなかったことをやってきた感じだったので、自分たちが準備が足りなかった」と相手が一枚上手だったことを認めた。

 序盤から劣勢を強いられたが、ひるまずに味方を鼓舞し続けた。1―4の後半7分には、左サイドから精度の高いFKを蹴り込み、相手のオウンゴールを誘発。大儀見とともに全7試合にフル出場し、チーム最多の2得点を挙げた。MVP投票では3位となり「ブロンズボール賞」を獲得。試合後は涙ぐむ仲間の肩を抱いて励ました。「後悔はない。自分がやれることは全てやったし、みんなもW杯を獲るために努力してきた。本当に頑張った」。それでも最後は「優勝と準優勝では違うので、本当に申し訳ない」と悔し涙を浮かべた。

 小1から父・文夫さん(大網白里市議会議員)が創設したチームでサッカーを始めた。男子に比べても抜きんでた存在で「一人でゴールを決めちゃうからつまんない」と同級生から不満が漏れるほどだった。その不満を聞いた宮間は周囲にいら立ちをぶつけ、衝突することもあった。それでも母校・白里小の卒業文集には「たくさんの友達の心をきずつけてきた」とつづり、「世界中のダレにも負けないサッカープレイヤー」「相手の気持ちを考えて話せる人になりたい」という2つの夢を記した。

 それから18年。チームを見渡し、仲間を気遣う姿はまさに「相手の気持ちを考えて話せる」真のリーダーだった。だが、世界一の証であるMVPにはあと一歩届かなかった。それでも、背番号8は「なでしこは、まだまだ続く。応援してもらえるようなチームでいられるように頑張りたい」とリオデジャネイロ五輪へ意欲。もう一つの夢をかなえるため、宮間は涙をぬぐった。

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