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なでしこ“びしょ濡れ”予行演習!W杯散水設備つきピッチ想定

[ 2015年6月2日 07:47 ]

出発前、大野(左手前)が携帯電話で集合写真を撮影する

 なでしこジャパンは1日、成田空港発の航空機で女子W杯が行われるカナダに向けて出発した。午前中には千葉県内で行っていた国内合宿を打ち上げ。佐々木則夫監督(57)は、1次リーグ2試合を戦う散水設備付きのバンクーバーの人工芝スタジアムを想定し、現地では練習場のピッチに大量の水をまいて予行演習を行う方針で、現地入りしてから連覇への最終調整に入る。

 連覇への道は“びしょ濡れピッチ”から始まる。国内最終練習を終えた佐々木監督は15日間の合宿を総括し「全員が一つになろうという意識で準備できたし、身をていしてでもチームのためにアクションするというベースはできた」と評価した。

 人工芝で行われる1次リーグ初戦のスイス戦へのプランも披露。「向こうで練習するときにはそういう(試合と同じ)状況でできるようにしたい。みんなでバケツを持って水まきしてでもやる」とニヤリ。初戦を含めて2試合を戦うバンクーバーのスタジアムは散水設備を備えた人工芝ピッチ。水がまかれた際の影響は未知数だ。

 ショートパスをつなぐなでしこのスタイルには適した環境と言えそうだが、現地では練習から水を含んだ人工芝のピッチに慣れることが一つのポイントになる。「1位通過が目標。全て勝つつもりでいかないと」と話す指揮官は現地で周到に準備を進める。

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