FIFA事務局長が賄賂送金か 会長責任問題に W杯南ア招致絡み

[ 2015年6月2日 08:17 ]

 国際サッカー連盟(FIFA)の汚職事件で、米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は1日、バルク事務局長(フランス)が2008年、ワールドカップ(W杯)招致成功の謝礼として南アフリカ側から当時のワーナー副会長(トリニダード・トバゴ)側に渡った賄賂1千万ドル(約12億円)の送金をしていたとみられると報じた。複数の捜査当局者の話としている。

 米検察の起訴状は、「高い地位にあるFIFA当局者」がスイスのFIFA銀行口座から、ワーナー氏が管理する北中米カリブ海サッカー連盟名義などの口座に送金したと指摘していた。バルク氏はブラッター会長(スイス)の側近。報道が事実なら、会長の責任問題に発展するのは確実だ。

 同紙の質問にバルク氏は「支払いを許可しておらず、権限もない」と回答した。送金額からみて、バルク氏らは当然把握していたはずとの見方が強い。

 南ア大会組織委の専務理事を務めたジョーダーン氏は、送金は賄賂でなく、カリブ海のサッカー振興が目的だと地元紙に語った。

 起訴状の「高い地位の当局者」について、ブラッター氏は記者会見で自分ではないと否定していた。

 1千万ドルについて米検察は、10年の南ア開催を決めた04年のFIFA理事会で、ワーナー氏らが南アに投票した見返りとみている。起訴状によると、南アは賄賂名目では支払えないため、FIFAからの大会援助金を転用したと説明した。(共同)

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