アギーレ氏 開かれた代表に!“ジーコ&オシム型”練習公開

[ 2014年7月5日 05:30 ]

練習は基本公開するアギーレ氏(ゲッティ)

 日本サッカー協会が日本代表の次期監督候補として一本化して交渉を進めているメキシコ人のハビエル・アギーレ氏(55)が通常の練習を一般公開する方針であることが4日、分かった。メキシコ協会関係者によると、5月まで指揮したエスパニョールや、2度のメキシコ代表監督時代(01~02、09~10年)も非公開練習は少なく基本的には公開主義。練習内容が広く知れ渡ることで、日本サッカー全体の底上げも期待される。

 今月中にも発足する可能性のあるアギーレ・ジャパンは“開かれた代表”となる見通しだ。メキシコ協会関係者は「アギーレはメキシコ監督時代に練習を非公開にすることは少なかった。基本的にオープンな性格だからね」と明かした。

 5月まで指揮したエスパニョールでも試合前日のセットプレー確認などを除き、練習を一般公開。スペインでは近年バルセロナやレアル・マドリードが練習を非公開にしたことで、練習を見せないクラブが増えつつあるが、自身のスタイルを貫いた。

 非公開練習には布陣やセットプレーなどの戦術を隠すことや、選手を集中させる意図がある。過去の日本代表では06年W杯ドイツ大会を指揮したジーコ氏、06年8月~07年10月まで監督を務めたオシム氏らが積極的に練習を公開。10年W杯南アフリカ大会で16強に導いた岡田武史氏、今回のW杯で1次リーグ敗退したザッケローニ監督は冒頭を除き主に非公開だった。ザッケローニ監督はW杯期間中に家族を合宿地に呼ぶ機会を設けたが、情報漏えいを警戒して家族にも練習を見せない徹底ぶりだった。

 練習がオープンになればピッチ外の効果も期待できる。広く練習内容が伝わることで、町クラブのコーチらも指導のノウハウを知ることができる。トップレベルの指導法が草の根まで広がることが最大のメリットで、日本全体のサッカー偏差値を上げることにも一役買う。また、日本代表の目指すサッカーを共有することで、日本のスタイル確立もスムーズになる。選手とファンが交流する機会が増えれば、今大会の惨敗による人気低下を防ぐことにもつながる。メキシコ人の知将は練習を見せながら、魅せるチームをつくる。

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