デシャン監督「非常に落胆」　史上３人目の選手＆監督Ｖならず

ドイツに敗れ、ガックリとピッチを去るフランスの選手たち（ＡＰ）

Ｗ杯準々決勝 フランス０―１ドイツ

（7月4日 リオデジャネイロ）
　２大会ぶりの準決勝進出を狙ったフランスだったが、因縁の隣国対決で零敗。前半１３分にセットプレーの流れから先制を許し、終盤には決定的なチャンスもつくったが、最後までＧＫノイアーを中心としたドイツの堅守を崩せなかった。

　ザガロ（ブラジル）、ベッケンバウアー（ドイツ）に続く史上３人目となる選手＆監督でのＷ杯制覇を逃したデシャン監督は試合後、「非常に落胆している」とコメント。ドイツも攻撃での見せ場はほとんどなく、指揮官は「両チームに大きな差はなかった」と振り返った。

　自国開催だった９８年大会では主将としてチームを初優勝に導いた。監督として帰って来た大舞台で再びの頂点を狙ったが、４強を前に敗退し、現役時代を含めてＷ杯初黒星となった。指揮官は「細かい部分の質を高めないといけない。ドイツは経験豊富で、このような大きな試合に慣れていた」と改善点を挙げていた。