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フランス撃破!ドイツ 完封勝利で史上初4大会連続4強進出

[ 2014年7月5日 03:05 ]

前半13分、ドイツのDFフンメルスが頭で合わせて待望の先制点を挙げた(AP)

W杯準々決勝 ドイツ1―0フランス

(7月4日 リオデジャネイロ)
 サッカー・ワールドカップ(W杯)は4日から準々決勝が行われ、史上初となる4大会連続の準決勝進出が懸かるドイツが2大会ぶりの4強入りを狙うフランスと対戦。前半13分にDFフンメルスが挙げた先制点を最後まで守り抜き1―0で勝利。ベスト4進出一番乗りを決めた。

 チームにインフルエンザが蔓延(まんえん)したと伝えられたドイツは、発熱でアルジェリア戦を欠場したDFフンメルスが先発復帰。ここまで4得点のMFミュラーも無事にスタメン入りし、FWクローゼが今大会初先発。どのポジションで起用されるかが話題となっていたDFラームは右SBでの出場となった。

 一方、フランスはハムストリングに問題を抱えていたDFサコが先発復帰。ナイジェリア戦で途中出場し好プレーを見せたFWグリーズマンを3トップの左サイドで起用し、FWベンゼマを中央に配置。FWジルーがベンチからのスタートとなった。

 W杯では1986年以来となる顔合わせとなった一戦は、ドイツが序盤から攻勢を仕掛けると前半13分に左サイドライン際の位置からフリーキックのチャンス。MFクロースが蹴ったボールをDFフンメルスがDFバランと競り合いながらもヘッドでゴール右上隅へとコントロール。GKロリスが懸命に反応するも及ばず先制点が生まれた。

 先制を許したフランスは相手のDFラインの裏を狙って何度もチャンスを作るが決定機には至らず。同44分のFWベンゼマがエリア内でドリブルで持ち込んで放ったシュートもGKノイアーの正面。1点ビハインドのまま後半へと折り返す。

 フランスは後半からより攻撃的に前へと出るがなかなかチャンスを作れず。同28分にはMFカバイユに代えFWレミー投入し勝負をかける。

 ドイツは先制後から高い守備意識をもって戦い、相手のシュートを体を張った守備で跳ね返し続けると同37分、速攻からMFエジルが左サイドを突破し中央へクロス。フリーで走りこんだMFミュラーが右足で狙うも捉えられず、流れたボールがFWシュールレの元へと渡り左足でシュート。しかし、GKロリスが足でブロックしゴールならず。

 試合終了間際にはこの試合最大のピンチを迎えたドイツだったが、FWベンゼマのシュートをGKノイアーが右手一本で弾きゴールを死守。28年ぶりとなった対戦を老獪(ろうかい)な戦いで見事に制した。

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