94年に酷似のブラジル 守備強い時はV、しかしネイマール離脱は痛い

[ 2014年7月5日 15:47 ]

コロンビア戦でも守備は堅かったチアゴ・シウバ(左)、ダビド・ルイスのセンターバックコンビ(AP)

W杯ブラジル大会準々決勝 ブラジル2―1コロンビア

(7月4日 フォルタレザ)
 コロンビアとの南米対決を制して、3大会ぶりベスト4進出を果たし、悲願の自国開催優勝にあと2勝としたブラジル。しかし、エースFWネイマールを腰椎骨折の負傷で、残り試合を失う緊急事態。スポニチ本紙評論家の川本治氏(62)にコロンビア戦でのブラジル代表はどう写ったのか、聞いてみた。

 ブラジル代表フェリペ監督は出場停止の守備的MF(ボランチ)クスダボの代役にパウリーニョを起用した以外で、右サイドバック(SB)にダニエウ・アウベスでなく、今大会初出場のマイコンを先発起用。この点は「コロンビアの攻撃力、勢いを警戒」と快進撃の続くコロンビアを意識しての布陣で、守備で実績のあるベテラン起用は納得できたという。

 プレッシャーのかかるブラジルにとって「序盤の先制点は大きかった。精神的な負担軽減は間違いなくあった」と指摘。スペースを埋めて、良い距離感を保ってボール回して、左サイドを中心に攻撃を仕掛けていた。代役パウリーニョは「左SBマルセロとの連係もよく、フッキらの攻撃をサポート」、マイコンは「実績を勝って起用されたんだろうが、守備ではほとんど危ないシーンはなく、役割をしっかり果たしていた」と選手層の厚さに感心した。

 しかし、それ以上に感じたのが「大会を通じてだが、ブラジルはセンターバック2人とボランチ2人の、4枚のボックスの守備が堅い」ことだという。4度目の優勝を果たした「94年(米国大会)の時と似ている」と語り、「あの時はドゥンガ、ジョルジーニョ、アウダイールらの守備が良かった。ブラジルが強い時はいつも守備が強い」と指摘。さらに、5度目の優勝を達成した02年W杯日韓大会も堅守は同様で、今大会も良い流れだという。その点、準決勝ドイツ戦で主将DFチアゴ・シウバが累積警告で出場停止なのは気になる。

 さらに、終盤の接触プレーでFWネイマールを失ったことは「攻撃は水ものと言うが、4得点と結果を出していたし、彼がいないのは非常に(影響が)大きい」と残念がった。川本氏自身も現役時代「(天皇杯で)パスを出した後に受けたタックルで、腰から落ちて折れた」と同じケガを負った経験があり、「痛いが歩ける」程度だったという。全治4週間というのは「(負傷の)詳細わからないが、もしかしたら決勝に出てくることも…」と、9日後の決勝に出場する可能性も否定はしなかった。

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