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ブラジル 2発逃げ切りで3大会ぶり4強!ハメロド5戦連発も涙

[ 2014年7月5日 06:55 ]

前半7分、先制ゴールを決めたブラジルのチアゴ・シウバ(下)はパウリーニョとともに大喜び(AP)

W杯ブラジル大会準々決勝 ブラジル2―1コロンビア

(7月4日 フォルタレザ)
 サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会第20日は4日(日本時間5日)、準々決勝が行われ、優勝候補の一角、開催国ブラジルと初の8強入りを果たしたコロンビアが対戦。FWネイマールとMFハメス・ロドリゲスという、「10」番を背負う22歳のスターを擁するチーム同士による注目の一戦は、ブラジルがチアゴ・シウバ、ダビド・ルイスのCB2人のゴールから2-1で逃げ切り、3大会ぶりの準決勝進出。コロンビアの快進撃は準々決勝の舞台で幕を閉じた。
【試合結果 決勝T&日程表】

 決勝トーナメント1回戦で南米対決を制した両チームによる再びの南米対決。試合は早い時間に動いた。

 先制パンチを見舞ったのはブラジル。前半7分、左CKからネイマールがクロスを供給すると、ファーサイドでフリーになったチアゴ・シウバが左足で押し込み今大会初ゴールを決めた。同20分にはゴール前のこぼれ球を拾ったMFオスカルがシュート、さらにセットプレーから何度も好機を作るなど、その後もブラジルペース。追いつきたいコロンビアは同36分にゴール正面手前でFKを獲得。ロドリゲスが直接右足で狙ったが壁に阻まれ得点はならなかった。

 攻守の切り替えの速いブラジルを前に攻撃のリズムが作れなかったコロンビアは、後半20分、ロドリゲスのFKから、ゴール前の混戦でDFジュペスが右足を振り抜きゴールネットを揺らしたが惜しくもオフサイド。流れを引き寄せる予感がしてきたが、それでもブラジルは同24分、敵陣中央でFKを獲得するとダビド・ルイスが右足を豪快に振り抜き待望の追加点。主導権は渡さなかった。

 同33分、コロンビアはバッカがジュリオ・セーザルに倒され、PKを獲得。これをロドリゲスが左足で冷静に決めて1点差に。終了間際にはネイマールが倒されて負傷退場するなど、激しいボールの奪い合いが展開されるが、ブラジルは最後まで集中力をきらすことなく、歓喜のホイッスルを迎えた。

 ブラジルは8日(同9日)の準決勝でドイツと対戦する。

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