【香港・QE2世C】注目香港馬(3)モーリスに完敗、日本打倒に燃える2頭

[ 2017年4月30日 06:45 ]

 香港G1「クイーンエリザベス2世カップ」(シャティン、芝2000メートル、日本時間30日午後5時35分発走予定)に日本のネオリアリズム(牡6=堀厩舎、J・モレイラ)が出走する。

 昨年末、日本から遠征したモーリスがラストランを飾った香港カップ(G1、芝2000メートル、シャンティ競馬場)。その後塵を拝し2着だったのが、シークレットウェポン(せん6=イプ厩舎)だ。くしくも日本のネオリアリズムの評価が高いのは、香港で圧倒的な強さをみせたモーリスを破った実績(16年札幌記念)を買われてのもの。香港の“秘密兵器”は日本馬への雪辱を期している。

 切れ味鋭い末脚を武器に重賞を2勝。G1では昨年の香港カップでのその2着が最高だが、現地での評価は高い。前走は2月の香港ゴールドカップ(G1、芝2000メートル)でワーザーから0・2秒差の3着に食い込んだ。15年高松宮記念(G1)をエアロヴェロシティとのコンビで制したパートンが香港カップ(2着)以来3戦ぶりに手綱を取る。

 同じく香港カップでモーリスに敗れた(5着)ブレイジングスピード(せん8=クルーズ厩舎)は2年前のこのレースの覇者。追い込んだ日本のステファノスに2馬身差をつけて完勝した。先行力を武器にする同馬は、同型のネオリアリズムにとって厄介な存在となる。

 2月の香港ゴールドカップでは、ワーザーにはかわされたが、シークレットウェポンに先着し2着を確保。2番手からの競馬で粘り込んだ。8歳と出走馬のなかで最高齢だが、実力はまだまだ衰えていない。

 日本での馬券は30日午前10時からインターネット投票(A−PAT&即PAT)で発売される。

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2017年4月30日のニュース