木村拓哉「Believe」では設計者役「現場が豊か」橋づくりに情熱も刑務所に…希望と再生の物語に

[ 2024年4月18日 17:10 ]

<テレビ朝日ドラマ「Believe」会見>観客を背に笑顔の(左から)一ノ瀬颯、斎藤工、竹内涼真、木村拓哉、天海祐希、小日向文世、上川隆也、山本舞香(撮影・沢田 明徳)
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 木村拓哉(51)が18日、主演を務めるテレビ朝日「Believe ―君にかける橋―」(木曜後9・00)の都内で行われたキャスト登壇イベントに出席した。

 この日初めて発表された木村の役どころは大手ゼネコンに所属する設計者・狩山陸。橋づくりに情熱を燃やす狩山が刑務所に収容されるという思わぬ困難に見舞われながらも、決してあきらめることなく、希望と再生の道を模索していくという物語。

 共演者として、天海祐希、竹内涼真、山本舞香、一ノ瀬颯、上川隆也、斎藤工、小日向文世、北大路欣也の8人が発表された。

 木村は「とても素敵な、豪華な共演者の皆さんとご一緒にこの場に立てることを光栄に思います」と大歓声の中であいさつ。「これだけの出演者の皆さんがそろってくださったので、どのシーンを撮るにしても自分のモチベーションが保たれている」と撮影現場を説明し「皆さんがいてくださるので、無駄な日が一日もない。無駄なカットが一つもない。現場が豊かです」と共演者に感謝した。そして「この現場、キャストとと共に全力で取り組んでいきます!」と誓い、ファンに手を振った。

 木村が同作で主演することが2月29日に同局宣伝部のSNSなどで発表され、木村自身も同日、インスタグラムにPR動画を掲載したが、本人の後ろ姿とみられる3枚の写真が映された後に「Believe」と自らの声でつぶやくだけだった。その後も同局からドラマのストーリーや共演者など詳細な内容が発表されることはなかった。

 局関係者は「視聴者の想像力をかき立てる戦略の一つ」と狙いを説明。これまで木村の主演ドラマは、大々的に発表されてきただけに異例の対応となっていた。

 木村の連続ドラマ主演は2023年のフジテレビ「風間公親―教場0―」以来1年ぶり。この1年間で、所属する旧ジャニーズ事務所は性加害問題を受け、社名が「SMILE―UP.」に変更。大手企業がCMで所属タレントの起用を見送るなどの騒動で揺れた。今作も影響を受け、一度固まっていた企画や物語の変更が余儀なくされ、放送関係者は「スケジュール的にはギリギリの中で動いています」と説明していた。

 これまで美容師や検事にパイロットと、華やかな役を演じてきた木村。今回はわけあって刑務所に収容されてしまう設計士役。事務所も新たなスタートを切る中、自身も役者としての新境地を切り開く作品になりそうだ。

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