将棋・冨田誠也五段、服部慎一郎六段とのコンビ「もぐら兄弟」でM-1挑戦宣言! 昇段者免状授与式で

[ 2024年4月18日 15:08 ]

令和6年度昇段者免状授与式に出席した(前列左から)木村朱里女流初段、高田明浩五段、増田裕司七段、小林裕士八段、冨田誠也五段、、佐々木海法女流初段、(後列左から)井上慶太九段、岡本洋介指導棋士五段、久保雅樹指導棋士五段、、八杉吉柾指導棋士初段、脇謙二九段
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 昨年度の昇段者免状授与式が18日、大阪・関西将棋会館であり、冨田誠也五段(28)らが出席した。

 順位戦の最下位C級2組から1組への昇級を昨年度に決め、五段に昇段した冨田は「同期の伊藤匠七段、古賀悠聖六段はもう六段以上。次も上がれるようにしたい」と意欲を語った。昨年度9勝1敗で、55人中3枠しかない昇級枠に入り昇段した。

 3人は20年10月にプロ入りを指す四段に同時昇段。伊藤は昨年度竜王戦、棋王戦、そして5番勝負の第1局を終えた叡王戦で藤井聡太王将(21)=8冠=に挑戦中。古賀もB級2組へ今月昇級と先を行く。冨田も昨年度、王位戦挑戦者決定リーグに入ったが1勝止まり。「順位戦の昇級に力を入れたい」とB級2組昇級でかなう六段昇段を今年度の目標に掲げた。

 そして8月から1回戦が始まるM-1グランプリへの出場も決めた。服部慎一郎六段(24)とのコンビ「もぐら兄弟」。一昨年、関西の若手棋士によるイベント「西遊棋」の出し物で初舞台を踏んだ。19年M―1覇者「ミルクボーイ」風漫才を、超早指しで知られる糸谷哲郎八段(35)のエピソードを交えたネタで演じ、100人近いファンから爆笑を取った。服部が書き上げたM―1用のネタもすでに完成したという。

 奇しくも関東からは谷合廣紀四段(30)と山本博志五段(27)によるコンビもM―1に出場するという。「将棋で勝てないのにM―1に出るのか、真面目にやれと言われかねない」。その意味でも昇段への手応えを示すと共に、「目標は1回戦突破です」。漫才に関しては控えめな目標を掲げた。

 授与式には冨田以外に小林裕士八段(47)、増田裕司七段(53)、高田明浩五段(21)、佐々木海法女流初段(19)、木村朱里女流初段(15)、久保雅樹指導棋士五段(48)、岡本洋介指導棋士五段(41)、八杉吉柾指導棋士初段(20)が出席した。

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