【叡王戦】藤井叡王vs伊藤七段、第1局は角換わり腰掛け銀…歩がぶつかって開戦 午前のおやつは

[ 2024年4月7日 10:45 ]

叡王戦第1局に臨む藤井聡太叡王(日本将棋連盟提供)
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 藤井聡太叡王(21)=王将を含む8冠=に伊藤匠七段(21)が挑む第9期叡王戦5番勝負第1局は7日午前9時、名古屋市の料亭「か茂免」で始まった。両者今年度の初対局。振り駒の結果、先手は藤井になり戦型は角換わり腰掛け銀へ進んだ。

 角換わり腰掛け銀は両者12局目の対戦で6度目。藤井の10勝1持将棋の対戦成績から、藤井の4勝1持将棋となっている。

 前日会見で藤井は用意の作戦について「棋王戦をベースに考えていく。ブラッシュアップしていく必要がある」と語った。両者は昨年度竜王戦、棋王戦に続くタイトル戦。特に棋王戦は3勝1持将棋で決着がついた第4局が3月17日の実施だった。4局中、3局で指された角換わり腰掛け銀の選択は両者で自然だったかも知れない。

 「前の2つの番勝負の時はタイトル獲得への期する思いが強かった。今回はよい将棋をお見せしたいという気持ちの鵬が強い」。前日会見で伊藤は初勝利を求める心境からの変化を語った。角換わりは藤井の得意戦法であり、伊藤にとっても同様だった。

 午前のおやつは藤井が鹿児島県産一番抹茶を使用したプレミアム濃い抹茶のケーキとアイスレモンティー、伊藤がバウムクーヘンとアイスティー。午前のおやつが提供された午前10時、藤井が2筋の歩を突きつけ、角以外で初めて駒がぶつかって開戦した。

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