ヒロミ　静岡・川勝知事の不適切発言にあきれ「あの発言はやっぱり良くはない…たぶん、切り取りではない」

タレントのヒロミ
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　お笑いタレントのヒロミ（59）が7日放送のフジテレビ「ワイドナショー」（日曜前10・00）に出演。辞職を表明した静岡県の川勝平太知事の職業差別とも取れる発言についてコメントした。

　川勝知事は1日、県の新規採用職員への訓示で、「県庁というのは、別の意味で言うとシンクタンクです。毎日毎日、野菜を売ったり、牛の世話をしたりとか、あるいは（物を）作ったりとかと違って、基本的に皆様方は頭脳、知性の高い方たちです。ですから、それを磨く必要があります」などと発言。これに県内の農家などから職業差別だと怒りの声が噴出した。2日には取材に応じた川勝氏は「発言の切り取りだ」「問題となっていることに驚いている。職種が違うことを述べたまでだ」と語り、6月の県議会で辞職する意向を表明。3日の会見では謝罪したものの、発言の撤回は拒否した。

　意見を求められたヒロミは「あの発言はやっぱり良くはないですよ」と見解。「産業としては凄く重要だけど、人としては違うんだよ、ってことを言ってるわけだから。たぶん、切り取りではないし」と続けた。

　そのうえで「本人の中では“これは切り取りだ。僕が言ったことが違うふうに伝えている”っていう、あそこの思いにやっぱ行っちゃって、頑固ってだけで済ませちゃうと。もうちょっとそこは柔軟にちゃんと冷静に考えて、確かに言っちゃったな、って思ったら、謝ればいいんだけど」とあきれた。

　たびたび問題発言をしては、自身を正当化してきた川勝知事。過去には選挙演説中に御殿場市で「あちらはコシヒカリしかない」、磐田市の女子サッカーチームの表敬訪問を受け「磐田はもともと浜松より文化が高い」などと発言し、物議を醸してきた。

　ヒロミも「今までも結構いろいろやってるんですよ」とも指摘。「これまでのものもそういう、知事が偉くて、って（考え方）。そういうのが好きなんだろうね」と苦笑いを浮かべた。