NHKのプロジェクト「#BeyondGender」③ 「BBC50:50プロジェクト」で新たな発見

[ 2024年3月13日 07:00 ]

NHKが取り組む「BBC50:50プロジェクト」について説明する石川敬子統括副部長
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 多様性を重視する社会となった昨今、NHKでは番組作りにおいて継続的に取り組んでいる試みがある。「BBC50:50プロジェクト」だ。英BBCが2017年にスタートしたもので、番組の出演者の男女比を推定することで多様な社会を公正に反映したコンテンツ作りを目指すというもの。現在、30カ国の50を超える組織が参加しており、NHKも21年から加わったという。

 具体的にはドラマの出演者、報道番組で取材を受ける専門家らの男女比を計測し、そのデータを番組作りに生かしていく。石川敬子統括副部長は「社会全体で多様性の実現に向けた実現目標がある中、NHKでもその機運が高まった」とプロジェクトが始まった経緯を説明する。

 現場の有志が手を挙げることで番組ごとに参加。現在は「あさイチ」など12の番組が参加している。「例えば番組の冒頭から終わりまで1人も女性が出てこなかったこともあった。この計測を始めることで今まで意識していなかったことに初めて気がつけたことも多い」と意義を強調した。(続く)

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