【アカデミー賞】視覚効果賞「ゴジラ―1.0」VFXチーム凱旋会見 山崎貴監督「完全にゴジラのおかげ」

[ 2024年3月13日 05:00 ]

笑顔をお見せる(左から)高橋正紀氏、浜辺美波、山崎貴監督、渋谷紀世子氏、野島達司氏(撮影・会津 智海)
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 第96回アカデミー賞で、アジア映画として初の視覚効果賞に輝いた「ゴジラ―1.0」の山崎貴監督(59)ら「白組」のVFXチームが12日帰国し、羽田空港で凱旋会見を開いた。

 4人の受賞者は、山崎監督が「想像をはるかに超える重さで、緊張が吹き飛んだ」というオスカー像を持って登場。プレゼンターはアーノルド・シュワルツェネッガーとダニー・デビートで、「まさかターミネーターに呼ばれるとは。本当はシュワルツェネッガーから(オスカー像を)もらいたかったけれど、後で握手できて良かった。最高の結果になってホッとしている」と相好を崩した。ハリウッド大作を相手にしての戴冠には「完全にゴジラのおかげ。想像以上にワールドワイドの大スターであることを改めて思い知らされた。僕らが作ったVFXがゴジラの恐怖、絶望感が評価されたのかもしれない」と“主役”に感謝。会場の雰囲気については、「めちゃくちゃ温かくて、僕の拙いスピーチにも頑張れという空気があって、映画の最高峰の人たちが集まっている素晴らしい場所だった」と感慨に浸った。

 会見には、ヒロインの浜辺美波(23)がサプライズで現れ祝福。だが「皆さんの喜んでいる姿と、監督の素晴らしいスピーチが…」と話した途端、山崎監督が「うるさいわ」とツッコミ。さらに、山崎監督からオスカー像を手渡されても「うわ、重っ。怖いから持てない」と即返却して会場を温かい笑いで包んだ。

 アカデミー賞史上初の快挙を成し遂げた山崎監督は、浜辺や主演の神木隆之介(30)が親しみを込めて呼ぶ「世界のたかすぃ~」に名実ともになったと言える。それには照れながらも「大リーグに野茂英雄投手が挑戦して道を切り開いたように、日本映画が世界を意識した映画作りになって、可能性が広がるかもしれない」と自身の今後も含め期待を口にした。

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