kemio 米アカデミー賞の“アジア系差別”に反応 自身も複数回経験「空気みたいな存在に扱われたり」

[ 2024年3月13日 07:56 ]

kemio
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 歌手でモデル、タレントのkemio(28)が、13日までに自身のインスタグラムを更新。10日(日本時間11日)にロサンゼルス・ハリウッドのドルビーシアターで行われた米映画界最大の祭典、第96回アカデミー賞の授賞式で「東洋人に対する態度」が大きな話題となっていることについて言及した。

 ネット上では、助演男優賞に輝いた映画「オッペンハイマー」のダウニー・ジュニアと、主演女優賞「哀れなるものたち」のエマ・ストーンが舞台に登壇する過程が問題視されている。ダウニー・ジュニアは、前年受賞者であるキー・ホイ・クァンが渡すトロフィーを受け取る際「あいさつがなかった」とされ、エマ・ストーンも…という動画が拡散された。

 kemioは、この動画に対して所感を求められると、ストーリーズで「ニュース見ました!映像を見ました!インスタの投稿も見ました!」と投稿し「この件に関しての回答では無いんですが、海外生活をする上での人種差別的な経験は全然あります この件をきっかけにいろんなことを思い出しました!あります。全然あります」と明かした。

 「よく『ニューヨークに住んでいて、人種差別を経験することありますか?ニューヨークで見ます!』ってコメントとか届くんですけど、実際の私生活で経験する人種差別ってニュースとかに乗るような暴力をされたりだとかよりも生活の中で見落としがちな、マイクロアグレッション的なことばかりです!その日あった出来事を振り返り差別されてる?って後から寝る前に考えて思い出すことがすごく多いです」と記した。

 実際に「例えば、目の前に並んでいた自人の客にはニコニコで会話繰り広げたり、私の番になると何で来たの?みたいな雰囲気あからさまに出されたり(私が社交辞令とかやってないビッチすぎるオーラ出てるかもですが汗)自人グループの会話に参加する時、自分だけ話が振られなかったり、空気みたいな存在に扱われたり、『あたしってここにいる必要あるのかなぁ』と思ってしまうような立ち位置に立たされたり、この感覚は海外に生活していないともしかしたらわからないと思うのですが、白人だけの会話に参加するときの居心地の悪さというか、そういう気持ちになります 言葉で説明しづらいすごく微妙な感覚なんですが、、」と、苦い思いをしたことも。

 「アジア人は特に何も言わなくて静かだという印象を持ってる方がちょいちょい居て」とkemio。「それをSepak upしない=リスペクトでめっちゃピースだから大丈夫と意味不明な解釈をする人もいるの汗汗です」といい「全てを差別と言ってレースカード出すのも少し違うなぁと思うのですが、白人とは、人種差別系の会話はするのあまりしなくなりました!結局『考えすぎだよ』とかで片付けられるので わかってるように振る舞うけど、結局はここで生活するのにいかに優遇されている特権を持っているかということ気づいている人は、ほとんどいないので自分の気持ち的にもあんまり話さなくなりました(全ての人がそうではないですが!)」と、問題として口にしなくなるように。

 そして「そんな中でこっちでキャリアスタートをスタートし始めた時に 私がもし白人だったらどうだったんだろうとか 私がもし白人だったらもっと早くあそこに辿り着けたのかなとか 大切な自分の存在が社会に飲み込まれる、こうあるべきと脳にインプットされる最悪なフェーズに居たことがあったんですが 考えてもキリないし自分が不当な扱い受けたら口に態度にするけどもこのフェーズを通して自分の生まれ育った国や文化をもっと大切にするきっかけにもなりました」と、ある程度割り切りつつも、愛国心が深まったとつづった。

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