王将戦第3局は昼食休憩　藤井王将「勝負どころかなと思います」菅井の▲5六角に36分考慮して突入

＜第73期ALSOK杯王将戦第3局・2日目＞熟考する藤井王将
Photo By スポニチ

　藤井聡太王将（21）＝8冠＝が菅井竜也八段（31）の挑戦を受ける第73期ALSOK杯王将戦7番勝負（スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催）は28日、島根県大田市の国民宿舎「さんべ荘」で第3局2日目が指し継がれ、午前12時半からの昼食休憩までに55手進んだ。

　昼食休憩36分前、菅井の▲5六角に藤井が考慮に沈んだ。自陣の両翼へにらみを利かせた角打ちは藤井にとっても予想外の一手だったのだろうか。昼食休憩時のスポニチ取材に「勝負どころかなと思います」と表情を引き締めた。

　棋士らが集う控え室では、△7五歩▲9六飛△5六馬▲同飛△9二角に▲5三歩成の攻め合いなどが検討されている。

　持ち時間8時間のうち、藤井が5時間50分、菅井が5時間13分消費した。対局は午後1時半、再開される。