【王将戦】菅井竜也八段、崖っぷち3連敗 「攻めるしかなかった…かなり厳しいが最後まで頑張りたい」

[ 2024年1月28日 17:35 ]

<第73期ALSOK杯王将戦第3局・2日目>3連敗を喫し険しい表情で質問に答える菅井八段(撮影・会津 智海)
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 将棋の第73期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社ほか主催)第3局は、27、28の両日、島根県大田市の「さんべ荘」で指され、将棋の菅井竜也八段(31)が藤井聡太王将(21)=8冠=に敗れた。通算成績は菅井の0勝3敗。

 対藤井戦16局目にして初めて向かい飛車を選択。相穴熊にがっつり囲った前2局とは違い、お互いの主張をぶつけ合う展開になった。飛車角交換や歩の垂らしなどの、攻めの主導権を巡る駆け引きが続いたが、徐々に苦しい形勢に。辛抱の手で耐えて逆襲の糸口を探したが、藤井の軽快な攻めに屈した。3連敗でカド番に立たされた。

 終局後、「ずっと同じ戦型が続いて、ちょっと違うことをやってみようとしたのですが」と悔しさをにじませ、「封じ手の少し前が大事なところなんですが、あまり良くない選択でした。一番普通に指すのが一番良かった気がします」と振り返った。

 1日目で指しにくくしたかと聞かれ、「そうですね、攻めるしかなくなっているので…しっかり受けられると負けという将棋になった」とし、「打つ手はありましたが1日目で苦しくしたのがまずかったのかなと思います」と語った。

 次戦に向け、「スコア的にはかなり厳しいですが、最後まであきらめずに頑張りたい」と語った。

 第4局は2月7、8日に東京都立川市の「オーベルジュ ときと」で行われる。

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