小泉今日子 「バラエティーくだらない」発言の真意 「どんどん生活が苦しくなってるのに…」

[ 2024年1月28日 18:08 ]

女優の小泉今日子
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 女優の小泉今日子(57)が27日深夜放送のJ-WAVE「TOKYO M.A.A.D SPIN」に出演。雑誌で発言し、物議を醸した言葉の真意を語った。

 17日、「文芸春秋」や「文春オンライン」に掲載された有働由美子アナウンサーとの対談で、「バラエティには絶対出たくない。くだらないから」と語り、波紋を呼んだ。

 ミュージシャンで音楽評論家の近田春夫とトークを展開する中で、この発言に触れた。

 対談を読んだという近田は「言葉尻をとらえて文句言う人もいるけど、『バラエティーはくだらない』っていう小泉今日子が気に食わないみたいなのは間違ってると思う」と率直な感想。

 小泉は「でも、そういう人もいれば、私も同じ風に思うっていう人もいれば。そうではなくて、自分が思うバラエティーってこういうものだよっていう話になっていってるから」とし、「良い事言おうが、悪いこと言おうが、クソババア、うるせえババアっていうのはどっちにしても言われる。言う人は必ずいるから」と述べた。

 対談については「原稿を(前もって)チェックしてるわけです。言葉が強かったかなと思ったけど、あえて直しませんでした。誌面に出る前にはチェックできるけど、言ったしなあと思って。男らしくないなって」と笑いながらも、自身の発言に責任を背負って修正しなかったと明かした。

 SNSなど言葉で表現するには文章力も読解力も必要だとした上で、「私はちっちゃい頃からのテレビが大好きで。テレビさえ与えとけば、みたいなテレビっ子で。ドラマもバラエティー、お笑いも大好きで見てたからこそ言ってるんです。背中を叩くじゃないけど、そういう気分で。一日中寄席に行って見たり、落語も漫才も大好きな上で言ってるっていうことをわかってほしいなって思う」と真意を語った。

 芸能界は「いろんなことが古臭すぎるよね」という近田氏に賛同し「私、くだらないって言っちゃったのは、アップデートができていないままだから」と指摘。

 「性に対するコンプライアンスもそうだし。どんどん生活が苦しくなっていってるのに、例えば俳優さんとかがゲストに来て、クイズに正解したら、その人が霜降りの牛肉もらえるとか。何言ってんの?って。そういうのがわかんなくなっちゃって。その人、お金持ちじゃん、牛肉もらわなくていいじゃんって。くだらないって思うのはそういうことなんですよ。ただの身内のおしゃべりみたいなのを楽しむ感じも、ある時期は新しかったと思うけど。今は全然新しくなくて、もしかしたらきっちり芸を見せるのが新しいかもしれない。模索してんのかなあ?って思ったりしちゃう」と、浮世離れした時代遅れな企画に疑問を呈した。

 「きっと現場の人は感じていて。企画書出してるかも。通るか通らないかっていうのもあるだろうし、予算も減ってるからディレクターとかは大変だと思う。時間が奪われて、頭を切り替える時間もないのかなって。それを判断するのは局。局としてウチはどういう局だって決めてないままいってる気がする」と放送局側の姿勢についても意見を述べた。

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