旧ジャニ 福田社長就任で紅白出場ゼロから逆転も イメージ払拭なら 2組濃厚

[ 2023年11月1日 11:30 ]

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 故ジャニー喜多川氏の性加害問題を巡り、東山紀之(57)に代わって、新しく設立されるエージェント会社の社長に就任する福田淳氏(58)が注目されている。女優のん(30)とエージェント契約するコンサルティング会社「スピーディ」の代表取締役社長。脱ジャニーズの姿勢を明確にし、難局を乗り越えていく構えだ。

 新たなエージェント会社が福田氏による新体制になることで、NHKが現状「出場歌手はゼロ」と明言する大みそかの紅白歌合戦に、旧ジャニーズタレントが出場する可能性が出てきた。

 NHKはこれまで、同事務所所属タレントの新規起用について「被害者への補償や再発防止の取り組みが着実に行われていることが確認できるまで当面行わない」と明言してきた。紅白のキャスティングも新規起用に該当するため現状出場枠はゼロとなっている。

 ただ今回、新エージェント会社が旧ジャニーズ色を一掃すれば、そんな状況が一変するかもしれない。現在NHKは紅白出場歌手の選定を進めている真っ最中。同局は事務所の新体制の船出を待つことなく「例年通りのスケジュールで制作を進めていく」としているが、アピールが間に合えば“ジャニーズ枠”の復活もあり得る。

 昨年は同事務所から6組が出場。今回の問題が明るみになった後も、制作サイドは当初、旧ジャニーズから少なくとも3組以上を出場させようと見込んでいた。それだけに事務所のイメージが完全に変われば、今年ヒットしたSnow Man、SixTONESの2組の出場が濃厚。なにわ男子や他のグループも続く可能性がある。

 ただ出場歌手の決定は11月中旬とされ、タイミングはギリギリだ。ジャニーズをよく知る関係者は「タレントたちは、今年はゼロでもいいと思っているのではないか。大みそかにカウントダウンコンサートができて、ファンと年越しできればいいとの声も上がっているようだ」と語る。

 新会社にとって、紅白の出場枠維持は求心力を保つためのプラス材料。それでも事務所関係者は「目の前の紅白よりも、まずは体制一新が優先。変革をアピールして来年以降に再び紅白の舞台に立てれば」と話す。事務所イメージを一新し、晴れて紅白で躍動する姿を思い描いている。

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2023年11月1日のニュース