銃器評論家「トカレフの可能性が高い」 郵便局立てこもり男の持っていた“銃”を映像から推察

[ 2023年11月1日 08:47 ]

フジテレビ社屋
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 銃器評論家の津田哲也氏が1日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)で、埼玉県蕨市の郵便局に立てこもった男が持っていた銃のようなものについてコメントした。

 31日午後2時15分ごろ、埼玉県蕨市中央5丁目の蕨郵便局で、男が拳銃のようなものを持って立てこもった。県警は約8時間後の午後10時20分ごろに突入し、人質強要処罰法違反の疑いで同県戸田市の職業不詳の男(86)を逮捕した。

 立てこもり事件の約1時間前には、戸田市本町1丁目の戸田中央総合病院で発砲音がし、診察室にいた男性医師と男性患者が負傷。県警によると、屋外から銃を撃ったとみられる。男が関与を認めており、経緯を調べる。

 女性職員2人が人質となったが、20代職員は午後7時20分ごろに解放、30代職員は午後9時ごろに隙を見て脱出し、保護された。いずれもけがはないとみられる。県警は現場から拳銃のようなものを押収した。男は包丁のような刃物2本も所持。灯油を入れる容器やペットボトルに入れた液体も見つかり、成分などを確認する。

 番組では、男が銃のようなものを持っている姿を捉えた映像を放送。津田氏は、この銃のようなものについて「トカレフの可能性が高い」とし、トカレフについて、旧ソ連の軍用銃で貫通能力が高いのが特徴とし、「80年代から90年代に日本に多く密輸されて暴力団など反社会勢力に広く渡った銃」と説明した。

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