SAT元隊員 立てこもり事件、人質の女性2人を巡る交渉「ネゴシエーターが距離感を持って…」

[ 2023年11月1日 09:15 ]

フジテレビ社屋
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 元警視庁警備部特殊部隊隊員(SAT)で米大統領らの国賓警備も担当した伊藤鋼一氏が1日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。男が埼玉県蕨市の郵便局に銃のようなものを持って立てこもった事件について言及した。

 31日午後2時15分ごろ、埼玉県蕨市中央5丁目の蕨郵便局で、男が拳銃のようなものを持って立てこもった。県警は約8時間後の午後10時20分ごろに突入し、人質強要処罰法違反の疑いで同県戸田市の職業不詳の男(86)を逮捕した。

 立てこもり事件の約1時間前には、戸田市本町1丁目の戸田中央総合病院で発砲音がし、診察室にいた男性医師と男性患者が負傷。県警によると、屋外から銃を撃ったとみられる。男が関与を認めており、経緯を調べる。

 女性職員2人が人質となったが、20代職員は午後7時20分ごろに解放、30代職員は午後9時ごろに隙を見て脱出し、保護された。いずれもけがはないとみられる。県警は現場から拳銃のようなものを押収した。男は包丁のような刃物2本も所持。灯油を入れる容器やペットボトルに入れた液体も見つかり、成分などを確認する。

 MCの谷原章介が「女性2人が取り残されていたわけですけど、どういう交渉が行われたと思いますか?」と聞くと、伊藤氏は「各県警は捜査一課に特殊班というのを持っている。その中にネゴシエーターという人質交渉人という専門の警察官がいる。その人たちは、さまざまな講習を受け、いろいろな形で研修もやっているので、そういう人たちが人間関係をつくるという距離感を持って、おそらく電話でしょうけれども交渉をやったと思う」と推察していた。

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