佐々木勇気八段 王将戦初の挑戦者決定リーグ入り 稲葉八段との154手熱戦を制す

[ 2023年8月25日 18:40 ]

佐々木勇気八段
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 将棋の第73期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)は25日、大阪市福島区の関西将棋会館で2次予選1組決勝を行い、後手の佐々木勇気八段(28)が稲葉陽八段(35)を154手で下して初の挑戦者決定リーグ入りを決めた。

 戦型は角換わり腰掛け銀になり、稲葉が83手目に飛車角を成って先行した。竜馬を頼りに入王を目指した稲葉だが、佐々木が丹念に自陣へ持ち駒を配して阻止。二転三転の接戦を長手数で制した。

 1次予選から出場の佐々木は、すでにリーグ入りを決めている菅井竜也八段(31)と初のリーグ入り。計7人が総当たりで藤井聡太王将(21)=名人、竜王、王位、叡王、棋王、棋聖を含む7冠=への挑戦権を争うリーグは、新鮮な顔触れが出そろいつつある。残る1枠は、渡辺明九段(39)と横山泰明七段(42)が30日に対局して決まる。

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