佐野史郎 かつて話題の“冬彦さん”「変な人を演じようとしてたわけじゃ…」「大爆笑しながら」と回顧

[ 2023年8月20日 17:13 ]

佐野史郎
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 俳優の佐野史郎(68)が20日、TBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」(日曜後1・00)にゲスト出演。1992年放送のドラマ「ずっとあなたが好きだった」で演じた伝説のマザコン夫“冬彦さん”について語った。

 ドラマで佐野は賀来千香子演じるヒロインの夫・桂田冬彦を熱演。脇役だがマザコン夫の怪演は大きな話題を呼んだ。

 パーソナリティーの「爆笑問題」太田光が「あの、冬彦さん的な、突飛な演技をするっていう人もあんまり今」と話を振ると、佐野は「ああいう変な人っていうか、当時僕は変な人のつもりで演じてないからね」と意外な事実を明かした。

 「だって、彼には彼の言い分があるし、別にパソコンばっかりやってたって変じゃないし。今だって当たり前の、そんなこと言ってたら全員冬彦さんになっちゃいますよ、今の時代」と佐野。「何一つ…お母さんのことを思って一生懸命やってたんだしさあっていうスタンスでやってたんで、変な人を演じようとしてたわけじゃない」と強調した。

 最初に冬彦さんの演技をした時の現場の反応を聞かれると、「やっぱ受け入れてくださったのが大きいですよね」と語った。「プロヂューサーの貴島誠一郎さんにしても、チーフディレクターの生野慈朗さんにしてもね、受け入れてくださるんですよね。面白くしようって。ちょっとでも。“あっ、いいですね”って。だから現場は大笑いしながら」とぶっちゃけ。「もう(母親役の)野際(陽子)さんもいっぱい飛ばしてくるから。技を。メンバー大爆笑しながら撮ってました」と振り返った。

 「だけど、撮ってる時は奇異な行動が多いけど、“はいOK”ってなったら笑ってって感じですね」と話し、「まあ本当に90年代はそんな楽しい日々でしたね」としみじみと話した。

 冬彦さんのキャラクターは佐野発案かと問われると、「もちろん設定はマザコンのとこっていうのは決まってたけど、彼には彼の言い分があるはずだっていうことは自分で考えないとね。だいぶ突き詰めるタイプなんで」と明かした。

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