どうとんぼり神座でまた迷惑動画　男性客が卓上のニラのタレ直飲み「刑事民事の両面から厳正に対処」

「どうとんぼり神座」の公式ツイッターより（＠kamukura_PR）

　ラーメンチェーン「どうとんぼり神座」の公式サイトが20日、店舗で撮影された客による迷惑行為動画がSNS上で拡散していると報告した。

　SNSには、中年とみられる男性客が、カウンター席に置かれた無料のニラのトッピングの容器を直接、口に運び、タレを飲んでいるような動画が投稿され、拡散されている。SNSには「勘弁してや、よく行ってるでここ」「勘弁してほしいですね…」といった苦情のほか、平然と飲む姿に「来る度に当たり前のように飲んでそう」「お水と間違えてるくらいに自然な飲みっぷり」と驚きの声も上がっている。

　同社は「このような行為は、お客さまへ安心・安全な『おいしいラーメン・サービス』を提供する上で、お客さまとの信頼関係を損なう重大な事案であると重く受け止め、日頃からどうとんぼり神座の店舗をご利用頂いているお客さまがこのような動画をご覧になることで、大変不快な思いをなさってしまうことは大変遺憾であります」と憤りをあらわにした。

　対応した従業員によると、この客は飲酒していたといい、「注意をする事で大声を出されるなど他のお客様にご迷惑をおかけする危険性があると判断したようではあります」と説明。その上で「更に一層、お客様に安心で安全な環境でおいしいラーメンをお召し上がり頂けるよう従業員には指導して参ります」と記した。

　現在は調査中で、「警察と相談させていただきながら刑事民事の両面から厳正に対処してまいります」とした。今後は全店舗で消毒、洗浄などを徹底し、薬味やはしなどについては袋入りのものを提供する対応を進めていく。

　どうとんぼり神座は今年2月にも、男性客がなめた割りばしを卓上のはし置きに戻す迷惑行為が認められ、法的措置を検討しているとした。

　以下、どうとんぼり神座が発表したコメント全文。

　株式会社どうとんぼり神座（本社　大阪府大阪市、代表取締役社長　布施真之介）が運営するどうとんぼり神座のある店舗において、迷惑行為の動画がSNS上に掲載されていることが判明いたしました。

　このような行為は、お客さまへ安心・安全な「おいしいラーメン・サービス」を提供する上で、お客さまとの信頼関係を損なう重大な事案であると重く受け止め、日頃からどうとんぼり神座の店舗をご利用頂いているお客さまがこのような動画をご覧になることで、大変不快な思いをなさってしまうことは大変遺憾であります。

　本件につきましては、現在調査を進めており、警察と相談させていただきながら刑事民事の両面から厳正に対処してまいります。今後の対応としましては、どうとんぼり神座全店において、引き続き消毒・洗浄などを徹底すると共に、卓上に設置された薬味や箸などをご利用されたくないお客様には袋入り等のものを別途ご提供させて頂く対応を進めておりますので、ご遠慮なくお申し付けください。

　また、この度の弊社従業員の対応につきましては、加害者は飲酒した状態であり、注意をする事で大声を出されるなど他のお客様にご迷惑をおかけする危険性があると判断したようではありますが、更に一層、お客様に安心で安全な環境でおいしいラーメンをお召し上がり頂けるよう従業員には指導して参ります。なお、加害者が退店直後、内容物の廃棄、器の洗浄、新品に交換しております。この度の対応でご不快に感じられたお客様には改めましてお詫び申し上げます。