鈴木大介九段が「麻雀プロ資格」取得「麻雀のプロになることで将棋への刺激があればと今後は“二刀流”」

[ 2023年5月11日 16:01 ]

麻雀のプロ資格を得た将棋の鈴木大介九段(左)と握手する日本プロ麻雀連盟・森山茂和会長(撮影・我満 晴朗)
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 日本プロ麻雀連盟は11日、将棋棋士の鈴木大介九段(48)が5日付で同連盟のプロ資格を得たと発表した。

 この日、鈴木九段は森山茂和会長とともに東京都内で記者会見を開催。幼少時から麻雀に慣れ親しみ、棋士間でも強豪として知られる鈴木九段は19年に麻雀最強位戦で優勝したことをきっかけにプロへの憧れを抱いたという。現在は日本将棋連盟の常務理事も務めているが、6月上旬に任期満了での退任が決まっているため「麻雀を競技としてやっていきたい」と決意。4月に森山会長と面談し、審査を経て入会が決まった。

 「棋士仲間からも、おおむね“行ってこい”という反応が多かった」という鈴木九段は、今後も棋士活動を続けながらプロ麻雀の競技会にも可能な限りエントリーする意向。「棋士になって29年目。ずっと将棋一本でやってきてマンネリ化がある。麻雀のプロになることで将棋への刺激があればと思う」と二刀流への抱負を語った。

 将棋棋士が他のプロ競技を兼ねるのは前代未聞だが「(兼業で)今後、将棋の成績が落ちるのは自分のプライドが許さない。麻雀と両方勝たなければ結果が出たということにならない」と力強かった。

 森山会長は「破壊力がある麻雀。高打点を目指し、常に攻め続ける」と鈴木九段の雀力を評価。他のボードゲームのプロが参戦することに「勝負勘がすごいので、(麻雀界の)脅威になると思っている」と期待を寄せていた。

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