安達祐実、男女逆転「大奥2」で「松平定信」役 「久しぶりの時代劇、とても嬉しい」主要キャスト発表

[ 2023年5月11日 12:02 ]

今年秋に放送される“男女逆転の大奥”を描くNHKドラマ10「大奥 Season2」に松平定信役で出演することが決まった安達祐実
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 今年秋に放送される“男女逆転の大奥”を描くNHKドラマ10「大奥」(火曜後10・00)の「Season2」。主要キャストが11日に発表され、女優・安達祐実(41)が松平定信役で出演することが決まった。

 放送毎にSNS上で話題を集めた「Season1」は今年3月に完結。「Season2」の新キャストに注目が集まっていた。

 原作は「西洋骨董洋菓子店」「きのう何食べた?」などで知られる漫画家・よしなが氏が、隔月刊誌「MELODY」(白泉社)に2004年8月号から21年2月号まで連載した同名人気作。3代将軍・徳川家光の時代から幕末・大政奉還に至るまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを紡ぎ、センセーションを巻き起こした。ジェンダー、権力、病など現代社会が直面する課題を大胆な世界観で鮮やかに描き、全19巻は累計600万部(紙・電子)を誇る。

 過去計3度、ドラマ化&映画化されたが、今回は家光編から幕末・大政奉還まで初めて映像化。脚本は連続テレビ小説「ごちそうさん」、大河ドラマ「おんな城主 直虎」、TBS「JIN―仁―」「義母と娘のブルース」「天国と地獄~サイコな2人~」などのヒット作を生み続ける森下佳子氏。

 「Season2」も引き続き、脚本は森下氏が執筆。8代・吉宗の遺志を継ぐ若き蘭方医たちが奇妙な病「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」撲滅へ立ち上がるその後の物語から、女将軍をはじめとした幕府の人々が“江戸城無血開城”のために奔走した幕末・大政奉還の物語を描く。大筋は原作通りのストーリー展開だが、ドラマは「医療編」「幕末編」と銘打つ。「医療編」のキーマン・平賀源内を鈴木杏、金髪碧眼の蘭学者・青沼を村雨辰剛、大奥の中から赤面疱瘡の撲滅に尽力する黒木良順を玉置玲央が演じる。

 安達が演じる松平定信は、吉宗の次女・宗武の子(吉宗の孫)。母・宗武から「将軍になる」という夢を託され、次期将軍の座を狙う野心家。吉宗の孫であることに誇りを持ち、同じ黒い打掛を纏う。治済の画策により田沼意次と敵対し、激しい対抗心を燃やす。

 安達は「久しぶりに時代劇に出演できることが嬉しく、更にそれが『大奥』であることがとても嬉しいです」と喜びいっぱいに報告。「松平定信の心情をどのように細やかに描いていけるのか、自分自身も楽しみながら演じたいと思っています。そして皆様に喜んでいただければ幸せです」とコメントした。

 【Season2あらすじ】

 <10代・家治>老中となった田沼意次は吉宗の遺志を継ぎ、大奥に蘭方医を集めて赤面疱瘡の治療法開発を進める。中心となる蘭方医の青沼、平賀源内の助けも得て人痘に成功するが…。

 <11代・家斉>男将軍として就任した家斉だが、政治に口を出すことは許されず、実権は母・治済が握っていた。治済は家斉に子づくりを強制。その一方、生まれた子らを退屈しのぎに暗殺していく。そんな中、家斉は治済に隠れて黒木らに接触し、極秘裏に赤面疱瘡研究を再開…。

 <13代・家定>1853年(嘉永6年)に黒船が来航すると江戸は大騒動となり、12代・家慶は急死。家定が13代将軍となる。家定は老中・阿部正弘と総取締の瀧山とともに開国を進めていく。そんな中、家定はのちの天璋院・島津胤篤を夫に迎えることに…。

 <14代・家茂>14歳で女将軍の座に就いた家茂が京から迎えた正室・和宮。公武合体のために嫁いできた孝明天皇の弟…のはずが、来たのは和宮の姉だった…。

 <大政奉還、そして>新政府軍を率いる西郷隆盛は「外国は男たちが統治しているのに、徳川は女たちが統治。こんな恥ずべき歴史は即刻、消すべき」と。焦土戦もいとわぬ新政府に対し、歴史の書き換えと引き換えに女たちは江戸城総攻撃を回避し…。

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