竹原慎二氏 やんちゃな少年時代からプライド折られたジム入門「めちゃくちゃ悔しくて泣きそうに」

[ 2023年4月29日 20:12 ]

竹原慎二
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 ボクシング元世界王者の竹原慎二氏(51)が、28日深夜放送のテレビ朝日系「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(金曜深夜0・50)に出演し、プロボクサーを目指すまでの破天荒すぎる半生を振り返った。

 日本人ボクサー初のミドル級世界王者になった竹原氏は、少年時代を広島県で過ごした。中学生だった1980年代にヤンキーブームが到来。「ヤンキー漫画やドラマの影響で全国の若者がやんちゃをしてましたね。特に僕は広島なので、『仁義なき戦い』のまねをしたり」。当時の悪行は「とにかく(学校に)忍び込んで、たむろって、たばこを吸ってワイワイやったり、夏だったらプールで泳いだり」というもの。「今振り返っても、黒歴史で、めっちゃめちゃ後悔しています。何もかっこ良くないですから」と反省を口にした。

 学年でただ一人、高校受験に失敗。専門学校も落ち、楽しそうに高校生活を続ける同世代をうらやましげに見て過ごしていたという。「何か一つのことに打ち込む青春を過ごしたい」と、入ったのは暴走族。しかし、その後、パシリにしていた人物からの報復で“アウトレイジな組織”の大人からボコボコにされるといった出来事もあり、やんちゃからは足を洗うことにしたという。

 プロボクサーになる決意をしたのは、16歳の時だった。「自分の親父が元プロボクサーだったんで、“ボクシングやれやれ”と言われてたんですよ」といい、「しょうもない生き方を正して、人間として強くなりたい」と、当時の心境を振り返った。

 しかし、ジムでは、ヤンキーでもなかった先輩ボクサーにボコボコにされる日々。さらに、その先輩に対してジムの会長が発した言葉に情けなさを覚えたという。それは「やりすぎだ!竹原が死ぬだろ!」という説教だった。「地元ではいきがっていた僕が、先輩がそれを言われているのが情けなくて、それがめちゃくちゃ悔しくて、泣きそうになりました」。この出来事が身に染みたのか、「この先輩にボコボコにされて以来、心を改めてだいぶまじめになりました」と明かしていた。

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2023年4月29日のニュース