旅行アナリスト 外国人観光客の増加で指摘される「観光公害」に“ローカル・レート”「導入すべき」と提案

[ 2023年4月29日 17:04 ]

ABCテレビ
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 航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏が、29日放送のABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(土曜前9・30)に出演。訪日外国人観光客の増加で“観光公害”が指摘されるなか、“ローカル・レート”の導入を提案した。

 番組では今年3月の訪日外国人観光客は181万7500人で去年の約27倍と急増したことを紹介。一方、コロナ前の65%にとどまっており、今後さらに外国人観光客が増える可能性があるとした。観光客の増加で交通機関の混雑やホテルの高騰など「観光公害」の問題が指摘されている。

 鳥海氏は「観光客と地元住民は区別すべき。これからはローカル・レートの時代」と提案。ローカル・レートはハワイ州で実施され博物館、動物園といった文化施設などでハワイ州民への割引料金が適用されている。鳥海氏は日本でもインバウンド需要で高騰するホテル、遊園地、レストランなどを地元住民は割引価格を導入すべきと提案し、地元住民が「もう観光客に来てほしくない」と思ってしまうのは外国人観光客にとっても日本にとっても損と訴えた。

 そして「ハワイの例を挙げると、ゴルフ場とかも住んでる人は50ドル。それ以外120ドルと。そういった形で料金を変えて、地元の人が通常のゴルフをしたり手軽にできるようにしている」と紹介。「日本に置き換えてみると、ホテルが新大阪泊まったらコロナ禍だと5000円ぐらいだったのに、今は1万4000円とかまで上がっていて、東京でも1万以下で(予約が)取れないビジネスホテルも出てきている。カプセルホテルで5000円となってる」とホテル代が急騰しているとし「そういう状況になってるので、若い人が旅行に行けなくなってるんですね。今回のゴールデンウィークもホテルが高すぎるから、若い人たちが旅行に行かなくなっちゃうので、日本人、住んでる人のレートを導入すべき」と語った。

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