松本白鸚「誠に残念の極み」 ファイナル公演「ラ・マンチャの男」が28日千秋楽まで中止 

[ 2022年2月24日 18:31 ]

昨年12月、ミュージカル「ラ・マンチャの男」の会見に出席した松本白鸚
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 東宝は24日、歌舞伎俳優の松本白鸚(79)が主演を務めるミュージカル「ラ・マンチャの男」(東京・日生劇場、2月6~28日)を千秋楽の28日までの全公演を中止とすると発表した。

 同公演は半世紀にわたってドン・キホーテを演じてきた白鸚のファイナル公演としてチケット争奪戦となる中、8~12日の6公演を中止し、13日昼公演から再開。17日に再び17~20日の4公演を中止とし、19日に再び21日から24日までの4公演を中止としていた。

 この日は「ミュージカル『ラ・マンチャの男』につきましては、既にお知らせしております通り、公演関係者に新型コロナウイルス感染症の陽性反応が確認されたことから、2月17日(木)~2月24日(木)の公演を中止とさせていただいております」と説明した上で、「その後、新たに複数の公演関係者の陽性反応が確認されましたため、医学専門家の監修も得て慎重に検討を重ねました結果、誠に残念ながら、この後も公演の続行は困難と判断し、2月26日(土)から2月28日(月)千穐楽までの公演を中止とさせていただきます」と発表。「ご観劇を楽しみにお待ちいただいておりましたお客様には、大変なご迷惑をお掛けいたしまして誠に申し訳なく存じ、心より深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 また、「演出・主演 松本白鸚よりお客様へのコメント」も発表。白鸚は「『ラ・マンチャの男』公演が千穐楽を待たず中止になりましたこと、誠に残念の極みでございます。昨年十二月、本年一月と二ヶ月に亘る稽古を無事済ませ、二月六日に初日を開けられましたこと、自分の中では奇跡に近いと思っております。この作品を楽しみに待っていて下さったお客様方、また、千穐楽まで上演しようと努力をしてくださったスタッフ、キャスト、そしてこの作品を記事として取り上げて下さったマスコミの方々に私よりも心からの御禮とお詫びを申し上げます。本当にいろいろとありがとうございました」とした。

 

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2022年2月24日のニュース