ブルーリボン賞主演男優賞・岡田准一 45歳で「黒帯」 50代で「本物」 65歳までに「監督」

[ 2022年2月24日 05:06 ]

主演男優賞を受賞した岡田准一(撮影・久冨木 修) 
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 東京映画記者会(スポーツニッポン新聞社など在京7紙の映画記者で構成)が選ぶ第64回ブルーリボン賞(21年度)の各賞が23日、決定した。主演賞は男優が「燃えよ剣」などの岡田准一(41)、女優が「地獄の花園」などの永野芽郁(22)がともに初受賞。助演女優賞には、米アカデミー賞4部門にノミネートされ話題をさらっている「ドライブ・マイ・カー」の三浦透子(25)が輝いた。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、授賞式は開催しない。

 デビューから26年での初受賞。「なかなか縁がなかったのでうれしい」と喜んだ。

 「ザ・ファブル」では普通に暮らすことを命令された殺し屋役。アクションの振り付けも担当し「日本映画で見たことのないアクション」を目指した。

 「燃えよ剣」は、司馬遼太郎氏が39歳の時に連載開始した同名小説が原作。「(撮影時の)僕と同世代で書いたので、見ている世界観を共有できるはず」と、司馬氏の見た土方歳三像を追求した。緒形拳さんや渡哲也さんらと共演し、時代劇への思いは強い。「若い世代とも時代劇を作っていける存在になりたい」と力を込めた。

 昨年11月1日にV6が解散し、新たなスタートを切った。現在フィリピン武術「カリ」など4つの黒帯を持ち「45歳までにもう一つ黒帯を取り、50代で“本物”と言われるようになりたい。65歳までには監督をやりだすかも」と話す。第2章での夢も膨らむばかりだ。 (糸賀 日向子)

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