後藤繁榮アナ「きょうの料理」で長年コンビ組んだ鈴木登紀子さん追悼「ばぁば、どうぞ安らかに」

[ 2021年1月9日 21:26 ]

後藤繁榮アナウンサー
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 元NHKアナウンサーで、フリーの後藤繁榮アナウンサー(69)が9日、自身のインスタグラムを更新し、NHK「きょうの料理」でコンビを組んでいた日本料理研究家の鈴木登紀子さん(享年96)を追悼した。

 鈴木さんは「ばぁば」の愛称で知られ、同番組には1977年から40年以上出演。後藤アナは2000年から進行役として出演している。

 後藤アナは、鈴木さんと2人で笑顔の写真を投稿し「私が #きょうの料理 デビューしたころ『ボーッと立ってないでコショウでも振ってちょうだい』と役割を与えてくれたばぁば。ところが振っても出てこない。横で見ていたばぁばが『あら、蓋が閉まってるわよ』『なーんだ、コショウが故障してるのかと思った』と私。緊張していたスタジオの空気がゆるみ『あらあらお茶の間の皆さんも和んだと思うわよ。あなたにも出来ることがあってよかったわね』と」と思い出をつづり、「それから20年余り、私に出来る事を続けています。ばぁば、どうぞ安らかにお眠りください。ありがとうございました」と感謝した。

 鈴木さんは肝細胞がんのため昨年12月28日に都内の自宅で亡くなった。1924年(大13)生まれ。幼少期から母に料理の手ほどきを受けた。結婚後に自宅で開いた料理教室が評判となり、46歳で料理研究家に。「きょうの料理」のほか、2011年からNHK「あさイチ」の料理コーナーに不定期出演。本格的な懐石から簡単な総菜まで、考案した料理レシピは1500以上に上り、時に厳しく優しい教え方で親しまれた。

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