【来週のおちょやん】第6週 千鳥の世話係を続けた千代は、ついに役を手にする

[ 2021年1月9日 13:00 ]

連続テレビ小説「おちょやん」第6週は「楽しい冒険つづけよう!」。三楽劇場・舞台にて。稽古の様子を見る竹井千代(杉咲花)。(C)NHK
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 女優の杉咲花(23)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は4日から第6週に入る。

 朝ドラ通算103作目。タイトルの「おちょやん」は“おちょぼさん”が訛り、茶屋や料亭などで働く小さい女中さんを意味する大阪ことば。女中奉公の8年間がヒロインの原点になっていることの象徴として採用された。TBS日曜劇場「半沢直樹」(2013年)「下町ロケット」(15年)「陸王」、テレビ朝日「家政夫のミタゾノ」などのヒット作を生んだ脚本家の八津弘幸氏(49)が手掛け、朝ドラ初挑戦となるオリジナル作品。明治の末、大阪・南河内の貧しい家に生まれた少女・竹井千代(杉咲)が芝居の世界に魅了されて女優を目指し、のちに「大阪のお母さん」と呼ばれる上方のコメディエンヌになる姿を描く。

 主題歌はシンガー・ソングライターの秦基博(40)が書き下ろした「泣き笑いのエピソード」。語りは落語家の桂吉弥(49)が黒衣(くろご)役(観客からは見えないという約束事の下に舞台上に現れ、芝居の手助けをする人)として務める。

 第6週(1月4日~1月8日)は「楽しい冒険つづけよう!」。

 いつか芝居の稽古をしてもらえると信じ、千鳥(若村麻由美)の世話係を続ける千代(杉咲)だったが、千鳥一座の客入りは日に日に減っていた。そんなとき、劇場主からこのまま客が入らないままであれば、半月後には劇場から出て行って欲しいと言われてしまう。座員の清子(映美くらら)は、一座に客を呼び込むため、子どもに人気の芝居『正チャンの冒険』を公演することを提案する。しかし、千鳥は自分の意に沿わない芝居はしたくないと猛反対。座員たちは仕方なく、千鳥抜きでこの芝居をすることになる。千代は“ネズミ3”という役をもらい、懸命に稽古をしていたが、本番前日、主役の正チャン役をやるはずだった清子が足を負傷してしまう。清子は、いつのまにかせりふを全部覚えていた千代に代役をさせようとするが、千鳥は猛反対する。結局、千代が主演を務めることに決まり、早速稽古が始まったものの、発声の基本も知らない千代の芝居はひどいものだった。夜中になり、座員があきらめて帰る中、千代は一人舞台で芝居の稽古をし続けた。しかし、一人での稽古には限界があり、千代があきらめかけたとき、突然千鳥が舞台に現れる。そして、千代に芝居の稽古を始めるのだった。

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