橋下徹氏 買収事件の“告白ドミノ”に「公職選挙法違反は司法取引の対象外。何でこんなしゃべるのか」

[ 2020年6月29日 15:44 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(51)が29日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)で、河井案里参院議員(46)が初当選した昨年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件についてコメントした。

 橋下氏は「金ばらまいて金権政治みたいなことをやってたんだったら、これは厳罰に処して欲しいですよ。ちゃんと起訴して裁判で罪を確定してもらいたいんだけど、ただ今の検察の捜査のプロセスとか、メディアの情報発信の仕方にはものすごい疑問を持っていて、僕らは社会科で習ったじゃないですか、推定無罪って。裁判で罪が確定するまでは推定無罪。今の報道見てください、推定有罪、どの報道見ても」と自らの見解を述べた。

 また、案里議員の夫で前法相の克行衆院議員(57)から現金を渡された広島県の地元議員らが次々と違法となる可能性を認識しながら受け取っていたことを明らかにする“告白ドミノ”に「もらった側の方が全く起訴されないというか、ここ僕ねえ疑問だね。渡した方も、もらった方も罪に問われるのに、もらった方が何でみんなペラペラしゃべってるの。これもし、自分たちが罪になるっていうことが前提だったら政治家ってねえ、みんな図太い心臓に毛がはえたような連中だから、そりゃあ自分たちの身分守るためには黙るとかウソはつかないにしても、そんなペラペラしゃべるようなことしないと思う」と推測。その上で「検察がやったとは言わないし、認めることはないだろうと思うけど、検察がこれ罪を起訴しない代わりにね、お前しゃべれって、これはアウトですよ。これは違法な捜査になるんですけど、疑っちゃうけどねえ。なんでみんなこんなペラペラしゃべっちゃうんだろうね」と言い、石井亮次アナウンサー(43)が「司法取引じゃないけれど」と聞くと、「本来、司法取引はあるんですよ。司法取引あるんだけど、公職選挙法違反は司法取引の対象外。だから何でこんなしゃべるのかって不思議」と首を捻っていた。

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2020年6月29日のニュース