渡辺棋聖、反省「差がついてしまった。もう少しいい内容の将棋を指さないと」

[ 2020年6月29日 05:30 ]

第91期棋聖戦5番勝負第2局 ( 2020年6月28日    東京・将棋会館 )

藤井七段に敗れた渡辺棋聖(日本将棋連盟提供)
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 渡辺明棋聖(36)は投了後「今日は差がついてしまった。もう少しいい内容の将棋を指さないと」と反省を繰り返した。金銀3枚が歩の上に並ぶ藤井陣。「均衡が取れるように指したが、一気にバタバタいってしまった」と予想外の破壊力だったことを認めた。

 今月5局が全てタイトル戦で、8日の棋聖戦第1局で藤井に敗れた後、名人戦を3局消化した。2日制の名人戦は三重県鳥羽市、山形県天童市、東京・将棋会館を転戦し現在1勝2敗。とりわけ第3局は25、26日にあり、中1日でこの日を迎えた。「中1日だったけれど睡眠とかも予定通り取れたし、体調も良かった。研究もうまくこなせた」。カド番にも下を向くことはなかった。

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2020年6月29日のニュース