藤井七段、最年少記録の獲得リミットは来年2月 屋敷九段「世間の注目が高く将棋界にはいいこと」

[ 2020年6月29日 05:30 ]

第91期棋聖戦5番勝負第2局 ( 2020年6月28日    東京・将棋会館 )

最年少タイトル挑戦記録を持つ屋敷伸之九段
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 藤井は2002年7月19日生まれで、屋敷九段の持つ最年少タイトル獲得記録「18歳6カ月14日」を更新するためには、来年2月1日がリミットとなる。現時点で達成の場となる可能性があるのは「棋聖戦」(最終局7月21日)と「王位戦」(同9月29日)、そして年末まで行われる「竜王戦」(日程未定)の3タイトルだ。「王将戦」は例年通りなら、7番勝負の第4局が2月下旬に行われるため、獲得できても最年少記録は更新できない。

 〇…立会人を務めた屋敷伸之九段は、自身の記録更新が目前に迫るが「(寂しさは)特にない。若くて強い人が出てくれば自然なこと。世間の注目が高いので将棋界にとってはいいこと」とうなずいた。初戴冠へ向けて、世の中の注目が加速することは必至。「プレッシャーはあると思うが、ファンの声援は力になっていると思う」と実感を込めた。

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2020年6月29日のニュース