岡田晴恵教授 WHO事務局長発言に“異義”「WHOと一緒に行動してたら対策遅れちゃう」

[ 2020年3月11日 11:40 ]

テレビ朝日の社屋
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 感染免疫学、公衆衛生学を専門とする白鴎大学教育学部の岡田晴恵教授が11日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は9日「パンデミック(世界的大流行)の脅威が非常に現実味を帯びてきた」と述べる一方「歴史上初めてコントロールできるパンデミックになる」と発言したことに言及した。

 WHOの9日付状況報告によると、ウイルスの感染者は全世界で10万9578人と、108カ国・地域に広がっている。またWHO当局者によると、新型コロナウイルス感染症の致死率は高齢者ほど高く、80歳以上では20%超。心疾患がある人は13%、糖尿病患者は9%、呼吸器疾患がある人は8%、がん患者は7・5%など、持病がある人も高くなっている。

 岡田教授は「パンデミックというのは大陸をまたがる疫病の同時大流行でございます。今ワクチンもなくて薬もないわけですよね。で、軽症の人も多くて無症状の人もいて、誰が運んでいるか分からないから結局、一律に自粛、規制をかけるしかないわけですね」と説明。その上で「経済的に大きな打撃となってその選択を迫られているわけじゃないですか、日本の政府も私たちも。“コントロールできるパンデミックになる”って、これどういうことでしょうか?どうやったらコントロールできるんでしょうか?私たちに教えていただきたい。これはどういう意味って思っていて、世界中がこれだけ苦労して…日本もこれから大変じゃないですか。厳しい選択を迫られている。手だてがないわけです、薬も。こういう中で自粛自粛っていってるわけです。コントロールできるんだったら、どうしたらコントロールできるのか教えていただきたい」と語気を強めた。

 そして「私が思ったのは、国立感染研在職時、WHOに行くたびに私自身は畏敬の念を持ってWHOに足を踏み入れていたっていう時期がありました」と言い、「だけど、今回に関しては私は政府に言いたい。WHOと一緒に行動してたら対策遅れちゃうんじゃないかと。だからリスク評価をWHOと同じじゃなくてもっと危機感を持って対策をしないと国民を救えないんじゃないかというふうに、これを見て痛感してしまった」と指摘。さらに「コントロールしようとしているんですけど、悪戦苦闘しているわけじゃないですか。これから患者さん増えるのに圧倒的にベッド数が足りない。医療資源は簡単に増やせないから、じゃあ広めないようにってこれだけ苦労しているわけじゃないですか。コントロールできるっていくら言ったって、ワクチンも薬もないじゃないっていうふうにしか言えない」と話した。

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