古市憲寿氏 新型コロナ感染状況に「モーニングショーがあおっているみたいなことには…」

[ 2020年3月11日 13:06 ]

フジテレビ社屋
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 社会学者の古市憲寿氏(35)が11日、フジテレビ「とくダネ」(月~金曜前8・00)に出演。新型コロナウイルスの感染拡大に関連し、同じ時間帯に放送しているテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)について言及した。

 番組では、国内の感染状況について、最新の数字として10日に60人増えて566人となったと紹介。伊藤利尋アナウンサー(47)「わっ増えた、と思われた方が多いと思うんですが、ただ冷静に見ないといけない点、前日と比べて検査数が実は9日から10日にかけて増えているんですね」と言い、フリップを使ってPCR検査数が6~7日553件、7~8日147件、8空9日110件、9~10日1314件と説明した。

 この現状に対する、古市氏の「これまでのすべての感染者数ばっかりが問題になりますけど同時に退院者の数も今すごい増えていて、今現在だけ見ているとすごく急に悪化したということではない状況ですよね」という意見に対し、小倉智昭キャスター(72)は「伊藤君は今、検査数が増えたから人数が増えたんだろうっていうふうに言ったんだけど、検査するんだって保険適用になったからって、誰でも検査できる状態じゃないわけじゃない。だから疑わしい人が検査しているわけでしょ。疑わしい人は増えてるってことでしょ」と指摘。すると、古市氏は「ただ、それでも検査数全体を増やしても陽性率としては、そこまですごい高いわけじゃないですから、そんな市中感染で、なんか町中誰でもみたいな、モーニングショーがあおっているみたいなことには多分なっていないと思うんですけど」と、同じ時間帯に放送しているテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)と引き合いに出して話した。これに小倉氏は「別にあおっているんじゃないよ。数字のトリックにごまかされちゃいけないって思っているんで」とコメントした。

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2020年3月11日のニュース