「スカーレット」脚本・水橋文美江氏「迷いなく」脱稿 “戦友”岡田惠和氏も称賛「素晴らしい」

[ 2020年3月1日 20:49 ]

連続テレビ小説「スカーレット」(C)NHK
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 NHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土曜前8・00)の脚本を手掛ける水橋文美江氏(56)が1日放送のNHK FM「岡田惠和 今宵、ロックバーで~ドラマな人々の音楽談議~」(隔週日曜後6・00)にゲスト出演。執筆を終えた心境を明かした。

 女優の戸田恵梨香(31)がヒロインを務める朝ドラ通算101作目。タイトルの「スカーレット」とは「緋色」のこと。フジテレビ「夏子の酒」「妹よ」「みにくいアヒルの子」、日本テレビ「ホタルノヒカリ」などで知られる水橋氏が朝ドラに初挑戦するオリジナル作品。“焼き物の里”滋賀・信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとして歩み始める1937年(昭12)大阪生まれのヒロイン・川原喜美子(戸田)の波乱万丈の生涯を描く。

 水橋氏の脱稿後、2月14日に行われた収録。「ちゅらさん」「おひさま」「ひよっこ」と朝ドラ3作の脚本を執筆した岡田惠和氏(61)は「本当にお疲れさまでした。じっくり全部見ています。素晴らしいんじゃないですか。朝ドラを書き終えたことのある人には特別な戦友感というか、同じ何かを経験したというシンパシーがあるよね」と称え、労った。

 水橋氏は「大変だった?楽しかったです。迷ったりとか?ないですね。何が楽しいって、チーフプロデューサーの内田(ゆき)さんとチーフ演出の中島(由貴)さんがとても頭のいい方で、この2人がブレないんですね。お会いした瞬間に大丈夫だと思って。何の迷いもなく。打ち合わせで『どうしよう?』みたいはことは、ほとんどなかったですね。気持ちよく書かせていただいて」と振り返った。

 「放送が始まったら、追われるようになると聞いていたんですが、本当にその通りで。何ですかね、あれ。一緒に横で走っていた人たちがみんな、だんだん忙しくなってきて、折り返した後の18~19週あたりで自分1人で走っている感じに。お互い信頼感もできているがゆえに『あれ、私1人?任されている?』」と苦笑い。それでも「基本的には楽しくやらせていただいていただきました」と語った。

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2020年3月1日のニュース