藤井七段 棋聖戦1回戦突破 史上最年少タイトル挑戦へ「盤上に集中する」

[ 2020年3月1日 05:30 ]

棋聖戦決勝トーナメント1回戦で斎藤慎太郎八段を破って、準々決勝進出を決めた藤井聡太七段
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 将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(17)が29日、大阪市の関西将棋会館で指された棋聖戦の決勝トーナメント1回戦で斎藤慎太郎八段(26)に93手で勝った。史上最年少タイトル挑戦まであと3勝とした。

 順位戦ではA級昇級を決めている実力派相手に難解な中盤戦で90分の長考に沈む場面も。それでも得意の終盤戦では正確に勝ち筋を読み切って、危なげなく寄せきった。

 屋敷伸之九段(48)の持つタイトル挑戦の最年少記録(17歳10カ月)を更新する可能性が唯一残されているのが棋聖戦。ただ、それに関しては「まだ全然、意識するような段階ではありません。盤上に集中することを一番にやっていきたい」と淡々と語った。

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2020年3月1日のニュース