「2700」ツネ アメリカンドリームつかむ! 闇営業謹慎から再起、道化師オーディション挑戦

[ 2020年3月1日 05:30 ]

パフォーマンスユニット「BADTEN」でのツネ(後列左から3人目)。このアメコミヒーロー風キャラで米ラスベガスのサーカスコンテストに挑戦する
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 昨年、闇営業問題で無期限謹慎処分を受けたお笑いコンビ「2700」のツネ(37)が、4月8~12日に米ラスベガスで行われるサーカスコンテスト「VIVAFEST」に参加することになった。

 エントリーするのはクラウン(道化師)のプロ部門。米国で活動する本職も多数集まる。勝ち残ればカナダの大手エンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」の団員が出演するイベントに、前座として出演する権利を得られる。

 ツネはスポニチ本紙の取材に「前座からのし上がって、謹慎というどん底から、アメリカンドリームをつかみたい」と強い決意を見せた。

 2700は派手な服装と肉体美を誇るツネのダンスとコミカルな動作で人気を博したが、昨年6月に無期限謹慎処分に。同8月の処分解除まで「芸人自体を辞めようと何度か思った」といい、頭を丸め就職活動もした。それでも、相方の八十島(35)と話し合い継続を決意した。

 巻き返しを期す中「自分は体で表現するのが一番の強み」と個性を伸ばす取り組みを強化。昨年11月に知人から、同コンテストの存在を聞かされた。

 謹慎後は「正直、仕事もそんなに多くはない。お金も厳しい」。しかし妻や子供の後押しもあり、渡米を決意した。今月28日までクラウドファンディングで100万円を目標に資金調達を試みる。

 コンテストには別ユニット「BAD×TEN」で披露しているアメリカンコミックのヒーロー風のキャラで挑み、ユニット6人で参加する。所属する吉本興業からは渡辺直美(32)や「ピース」綾部祐二(42)が米進出を果たしているが「何なら2人を超えたい。綾部さん超えは何とかなるかな」とジョークを交えつつ強い決意。新型コロナウイルスの影響で日本から米国への入国禁止が検討される可能性もあるが「頑張っていればいい方に向くはず」と信じている。

 ◆ツネ 本名常道啓史(つねみち・ひろし)。1982年(昭57)10月15日生まれ、大阪府出身の37歳。別コンビ解散後の08年に、大阪NSCで1期先輩の八十島と2700を結成。同年の「キングオブコント」で結成8カ月で決勝進出。♪右肘、左肘交互に見て~…の歌ネタでブレークし、漫才やコントなど多彩に活躍する。

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