坂上忍 あおり運転殴打事件巡る“デマ拡散”に「何をやってもいいって訳じゃない。小学生でも分かる」

[ 2019年8月26日 14:11 ]

俳優の坂上忍
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 俳優の坂上忍(52)が26日、MCを務めるフジテレビ系「バイキング」(月~金曜前11・55)に生出演。茨城県守谷市の常磐自動車道で起きたあおり運転殴打事件を巡り、事件と関係の無い女性が「犯人に似ている」とネット上でデマを拡散されたことについて言及した。

 今回の事件で、傷害容疑の男(43)と、男の逃走を助けたとして、犯人蔵匿と犯人隠避容疑で交際相手の女(51)が逮捕された。男は16日に指名手配されていたものの、女の名前は公表されていなかったことから、ネット上では犯人探しが過熱。犯人と勘違いしたユーザーが女性の顔写真や実名を拡散させたほか、女性のSNSには「自首して」などのメッセージが寄せられた。また、女性の会社には苦情の電話が殺到するなど、業務に支障が出たという。女性は23日に会見を開き、デマを拡散した投稿者らに法的措置を取る考えを示した。

 この一連の騒動を番組で紹介し、坂上は「何をやってもいいって訳じゃない。小学生でも分かる」と断罪。「ネットだけの世界って思っているかもしれないけど、そんな訳ない。何かを発信をする時にある程度の責任が生まれるっていうのを、いつになったら分かるのかな」と苦言を呈した。

 前衆院議員の金子恵美氏(41)は「ネットの方って野次馬根性的なところがある。これがどうなるのかっていう判断をしない」と持論を展開。「デマとかレッテル張りというのは勢いがあったら止められない。その影響力を自覚させるために、無責任に拡散をした人は顔を出して社会的制裁を加えないと、抑止力にならない」と提案していた。

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2019年8月26日のニュース